もうすぐ卒園のみんなに感謝を込めて、ひな祭りの日の食育
2016.03.04
平安時代にはすでに行われていたと言われる日本の伝統行事、ひな祭り。毎年3月3日にひな人形を飾って、食卓にはちらし寿司や蛤のお吸い物を並べて子どもの成長を願うハレの日です。
そんなひな祭りの日にちなんだ食育活動を、どろんこ会のP`sスマイル保育園で行いました。
ちらし寿司や蛤のお吸い物を食べるのはなぜ?
ちらし寿司の具材の海老は、長生きの象徴。「腰が曲がるまで長生きしますように」という願いが込められています。穴の空いたれんこんは、「将来の見通しが良い」。豆は、「まめに働く」。蛤(はまぐり)は、貝殻二枚が一対になっていないとピタっと合わないことから、仲の良い夫婦を象徴し、「一生、一人の人と連れ添えるように」という意味があるそうです。
食べ物一つひとつには大切なメッセージがあるんですね。毎日、おうちの食卓に並ぶごはんも同じ。じゃがいもやピーマンやキャベツやニンジンにも、「元気な子に育ってほしい」という作ってくれた人の気持ちが込められているんですよ。それはお昼ごはんを作ってくれる調理師さんや、献立を考えてくれる栄養士さんも同じです。そんな保育士の熱弁に、耳を傾ける子どもたち。
さっそくやってみよう!
春は新しい始まりの季節。4月から小学校に進むこめ組さん(5歳児)とはもうすぐお別れです。そこでむぎ組さん(3歳児)・だいず組さん(4歳児)の子どもたちが、今までの感謝の気持ちを込めて、さくら餅を作り、卒園するこめ組さん一人ひとりにプレゼントしました。