栄養士、世界選手権へ
2016.03.29
どろんこ会グループの運営する「メリー★ポピンズ 成増ルーム」で働く栄養士、笠間順子さんがシンクロナイズドスケーティングの日本代表に選出されました。2016年4月8日からハンガリー・ブタペストで行われるシンクロナイズドスケーティングの世界選手権大会に参加する予定です。3月18日には明治神宮外苑 アイススケート場で壮行会が行われました。
シンクロナイズドスケーティングとは
フィギュアスケートの一種で、1チーム16人が音楽に合わせた演技でスケーティング技術の一体感や調和の取れた美しさなどを競う種目です。1990年に国際スケート連盟 ISU総会で正式種目となり、2000年から世界選手権大会が行われ、現在はオリンピック種目入りを目指しています。
シングルやペアで競技するフィギュアスケートとの違いや魅力。そして栄養士という仕事と両立してのチャレンジについて、笠間順子さんに聞いてみました。
笠間順子さんに聞く
―世界選手権大会に出るなんて、すごいですね。
たくさんの応援があって、多くの人が支えてくれたこその結果です。 感謝の気持ちを忘れず、練習の成果を出せるように頑張ります。
―日本は強いんですか?
シングルに比べると、まだまだかなといったところです。世界選手権には22カ国26チームが参加するのですが、2015年が12位、2014年も12位。だから今回の目標は、悲願のトップ10入りなんです。
―チームワークですね。
そう!そこがシンクロナイズドスケーティングの魅力だと思います。シングルと違って、チームメイトがいるから、うれしいときも、つらいときも分かち合えるし、苦手なところは得意な人がカバーして、チームとしてパフォーマンスできるんです。観客席から見ていても、ハッキリわかりますよ。選手一人ひとりの動きに注目して見てもおもしろいですが、広いスケートリンクで選手同士がつくりあげるドラマのような連携を見て楽しんでほしいですね。
―その分、練習が大変でしょう?しかも働きながら。
たしかに、学生のころと比べれば練習できる時間には限りがあります。でも、職場のみんなが時間ぴったりで帰れるように協力してくれたりするので、仕事が負担に感じることはありません。大会があれば仲間のみんなや園の子どもたちが応援しに来てくれて、競技中も「がんばれー」という声が聞こえるんですよ。むしろ今のほうがスケートする楽しさ、うれしさは大きいかもしれませんね。仕事もスケートも、どちらも100%全力で。どちらかでも欠けたら、ダメなんじゃないかなって思っています。
―栄養士として働きながら、夢を追いかけられる。
はい。やるって決めたら、大丈夫です。職場の仲間もかならず応援してくれます。子どもたちにもそういう姿を見ててほしいですね。
挑戦する人を応援
保育の現場で働くからといって、自分の夢をあきらめてほしくありません。
どろんこ会は、挑戦する人を応援します。