【職員インタビュー】子どもたちにとってのふるさと、草加を誇りに思ってくれるような保育を

2017.12.28

#採用

保育士インタビュー

3年前に開園した、草加松原どろんこ保育園。ここで園長を務める星美佐さんは、複数の保育園で保育士、保育園長を歴任後、どろんこ会へ。同園立ち上げから3年間の歩みを聞きました。

一度なくした自信を取戻し、園長として草加松原どろんこ保育園を支える星美佐園長

外で元気いっぱいに遊ぶ子どもたち
外で元気いっぱいに遊ぶ草加松原どろんこ保育園の子どもたち

―実は草加松原どろんこ保育園へ赴任する前に、一度どろんこ会を退職し、再度戻られたという星美佐園長。この経緯をまず教えてください。

はい、実は出戻りなのです。入社したのは、4年前。どろんこ会の理念に賛同して転職しました。まずどろんこ会の別の園で保育を経験しながら、8カ月後には園長として草加松原どろんこ保育園の立ち上げに携わることが決まっていました。しかし、数カ月働いてみて、いくつか疑問が生じてきたのです。園長として、自分は本当にどろんこ会の理念を実現できるのだろうか?と。

例えばどろんこ会では9時から昼までがお散歩など外遊びの時間ですが、7時から9時直前まで、様々な時間に登園する児童がいる中で、本当に毎日9時出発なんてできるのだろうか?と。これはひとつの例ですが、中に入ってみるとそんな疑問が出てきて、疑問に対して納得ができていない自分が園を運営するのは不可能なのではないか?と感じてしまったのです。

それで退職願を出したのですが、いざ離れてみると、「何も挑戦していないうちから逃げ出してはいけない」という思いが湧いてきて、ほどなくして戻りたいと申し出ました。辞めると伝えたのと同じくらい勇気がいりました……。こんな私でもあたたかく迎え入れてくれて、感謝しています。

―そうして開園を迎えた草加松原どろんこ保育園では、どんな方針で園の運営に当たってきたのですか?

開園前に先生たちに伝えたのは、「無理はしない」ということでした。2年目を迎える時はそれが「あまり無理はしない」に変わり、3年目の今年は「ほどほどに無理はしない」に。

新しいことを始める時って、試行錯誤の連続ですよね。そこで始めから完璧を目指したらパンクしてしまう。先ほどの話で言えば、「9時ちょうどからお散歩」を毎日完璧にやり遂げようとする事は難しい事です。しかし、大切なのは「9時ちょうどに出かける事」でなく、子どもたちが朝日をたっぷり浴びて存分に満足いくまで自然の中で遊ぶこと。それが本当の意味でどろんこ会の「ねらい」であると自分の中で気づいた時に、「これなら実践できる」と心から納得して園の運営ができるようになりました。

無理をし過ぎないことを基本に、その時々、これだけは実践してほしいということを伝えています。今年度の目標は、「プラスの目 プラスの言葉」。子どもたちをプラスの目で見つめるのはもちろんのこと、一緒に働く仲間同士の間でも大切なことなのではないかと考えています。

―事務室には、先生方へ向けたメッセージをポスターにして掲示していますね。

職員のモチベーションアップにつながる掲示物
職員の「光っている」ところをまとめた掲示物は、働くモチベーションアップに

ここに掲示してあるのは、先日おこなった無記名アンケートの結果なのです。先生同士、互いに良いところを書き合ったものをまとめ直しました。意外と自分の評価と周りの評価って違っているんですよね。こんなところを見ていてくれたのか、とこれをみた職員はみんな、なかなか嬉しかったようですよ。

開園から3年が経ち、やや慢心も生まれてはじめる中で、新しいモチベーションを持ってもらえたらと実施したものです。

―草加の町に園が根づいて来た実感はありますか?

ヤギのリボンちゃん
人懐っこい性格のヤギのりぼんちゃん

近隣の方々には本当にあたたかく見守っていただいています。これまで一度も「うるさい」といった苦情はなく、それどころか「ヤギのりぼんちゃんへ」とキャベツを持って来てくださる方が何人もいるくらいです。

私たち職員も地域の中で開かれた園であることを心がけています。例えば「どんぐり音楽隊」という地元草加の楽団の方々がいらっしゃるのですが、子どもたちが本格的な演奏を聴ける機会を定期的に提供してくださっています。演奏会は近隣の他の保育所にもお声がけして地域ぐるみで楽しんでいます。また、この地域は阿波踊りが盛んで、ご近所の連の方が踊りに来て下さったときは、道行く人もご自由に入っていただき、大勢で踊りました。子どもたちも本当に楽しそうでした。その他にも、お豆腐屋さんのご主人が道具持参で、豆腐作り教室を開いてくれたこともあります。

最寄駅から徒歩2分。好立地で忙しいパパママをサポートする草加松原どろんこ保育園

高架下にある草加松原どろんこ保育園
東武鉄道の高架下スペースにある草加松原どろんこ保育園。高架下なので、線路が屋根替わりとなり少々の雨でも外遊びが可能に
大人気の土管
くぐったりのぼったり、土管は大人気!
縁側はいはいレース
赤ちゃんたちは、縁側ではいはいレース!
子どもたちによる制作物
子どもたちによるケーキの制作物。個性豊か!
獨協大学キャンパスへの散歩
園の近くにある獨協大学のキャンパスへもよくお散歩へ
草加せんべいを作る子どもたち
草加名物「草加せんべい」を子どもたちと焼きました!
手作りのスライダーで芝生をすべる子どもら
スライダーは手作り!芝生の上をヒューン!

子どもたちにとっては、ここ草加がふるさと。お散歩でも獨協大学のキャンパスや松の名所の公園など、町を愛し、誇りに思ってくれるような場所に出かけて行くようにしています。これからも草加の良いところを先生方と一緒に探し出して、保育に取り入れていきたいです。

草加松原どろんこ保育園

ここでなら実現できる!そんな環境があります。

どろんこ会は、あなたの「やってみたい!」を応援します。

新卒・中途問わず、想いのある方からの応募をお待ちしています!

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