【園長インタビュー】この保育園を、みんなにとって『大きなおうち』といえる場所にしたいです
2018.02.08
閑静な住宅街の中にある「美しが丘どろんこ保育園」。子どもたちはみんな人懐っこく、先生ともとても仲良し。園長の岩松明美の元へも、園児たちが次から次へとやってきて話しかけます。今回は、岩松園長にどろんこ会を選んだきっかけや自身が目指す保育の姿などについて聞きました。
保育に対する意識が高い先生たちに囲まれて、みんなで刺激を受け合っています
―保育の仕事に長く携わってきた中で、どろんこ会を選んだきっかけはなんですか?
“にんげん力を育てる”という保育理念に共感したことですね。最近、幼児教育の現場では、非認知能力というものが注目されています。認知能力というのは数を数えたり、字を覚えたりといったいわゆる「お勉強をする能力」。非認知能力はそれとは対照的な能力で、原体験が大事なんです。(注:非認知能力とは社交性、意欲、忍耐力といった特性のこと。将来の社会的な成功にも大きく影響し、一説では5歳までに決まってしまうといわれている。)
小さいときに遊びの中で自然に体験していったものは、一生心身に残っていくと思うんです。この原体験が“生きる力”になっていくというのがどろんこ会の考え方で、まさにその通りだなと実感しています。
―園長として、他の職員との関わり方で気をつけているのはどういった点ですか?
トップダウンではなく、どんな問題もみんなで話し合って解決の道を探っていくという点です。先生たち皆さん問題意識がとても高いです。ここは開園から3年なのですが、1年目は玩具が少なかったんです。「これでは子どもたちが集中して遊べない」「環境を整えてあげなきゃ」という声が先生たちからあがり、自主的に『おもちゃ部』ができて、活動がスタートしました。
「おもちゃ学芸員」の資格を持っている先生やミシンが得意な先生もメンバーにいて、皆さん時間がない中、工夫しておもちゃを手作りしています。
手作りなら、子どもたちの成長や発達に合わせたおもちゃを用意できます。自分に合ったおもちゃで遊ぶことで、子どもはグンと力を伸ばすことができると思います。
―他に、美しが丘どろんこ保育園ならではの好きなところはあります?
先生方の一人ひとりが、存分に能力を発揮されている点です。おもちゃ部以外にも、例えば調理担当の職員たちが知恵を出し合い食育の企画を練っています。写真を貼り出して食育コーナーを作ったり、給食をバイキングスタイルにしたり、などです。
バイキングでは、例えば2歳児でもトングを使って自分で料理を取ります。子どもたちは案外トングを上手に使っているんですよ。自分で運んで、ちゃんと自分の席に座って食べています。難しいという先入観を持っていたのは大人だけ。子どもはすんなりとやっていました。「できない」って決めつけずにいろんな体験をさせることが、潜在能力を伸ばすことに繋がっていると思います。
そんな食育活動の刺激を受け、おもちゃ部も絵本コーナーを設置して絵本の紹介やリーフレット作りを始めたり。相乗効果で力を発揮する先生方がいる、それを活かす度量があるのがこの園の素敵な所です。
閑静な住宅街の中にある「美しが丘どろんこ保育園」
―園長として、これからの夢を聞かせてください。
この保育園は、『ひとつの大きなおうち』という考え方でやっていきたいと思っています。
そのために環境面を改良していきたいです。例えば階段の踊り場が広いのですが、そこに間仕切りやソファを置いて絵本をゆっくり見られるスペースを作るとか。空間の使い方を工夫して、園のどこにいても子どもも先生も楽しく過ごせるような環境にしていきたいですね。
素敵なフィールドがあるので、このフィールドを最大限に良くして、みんなが伸び伸びと過ごせる『おうち』にしていくことが私の夢です。
―最後にどろんこ会グループへの入社を検討している方に一言お願いします。
ともかく先生たち一人ひとりが意欲的に、目標に向かって力を発揮しています。私たちは自分たちを「チーム美しが丘」って呼んでいるんですけど、ぜひチームに仲間入りしていただきたいなと思っています。
ここでなら実現できる!そんな環境があります。
どろんこ会は、あなたの「やってみたい!」を応援します。
新卒・中途問わず、想いのある方からの応募をお待ちしています!