勝っても負けても強くなる…!東寺尾どろんこ保育園で相撲大会が行われました!
2018.02.15
横浜市鶴見区にある東寺尾どろんこ保育園にて、昨年に続き2回目となる相撲大会が行われました。白熱した相撲大会の様子と、東寺尾どろんこ保育園園長 中村の考える「保育のあり方」をお伝えします。
個性あふれる “しこ名” で登場!はっけよ~い、のこった!
「ひがーしー、走り丸~」
他にはあつキング、食べ盛り、カナパンマン……そう、これはすべて子どもたちの「しこ名」です! パパやママと一緒に考えた「しこ名」を呼ばれて小さな力士が土俵に上がり、さぁ、いざ、勝負です!
試合はあずき組(2歳児)からスタート。
だいず組、むぎ組、こめ組……年齢が上がっていくにしたがって、試合も激しくなっていきます。
子どもたち一人ひとりにドラマがある
試合はトーナメント制で実施。各組で、優勝、準優勝、3位の3人が表彰されます。
勝って誇らしげな子がいる一方、負けて拗ねちゃう子、悔しくて泣いてしまう子も……。小さい子どもとはいえ、やはり「負けると悔しい!」と思う気持ちがあるのです。勝つ子がいれば負ける子もいる、それが勝負の世界です。
園長の中村はこう語ります。
「教育の中では『子どもに優劣をなるべくつけない』という考え方もありますが、でも現実の世の中はそんなに甘くないじゃないですか。負けて悔しい思いを味わうことは、子どもたちにとって“生きる力”になっていくと思うんです」
昨年3位決定戦で負けた悔しさをバネに今回優勝した男の子がいました。「胸に刻み込まれた悔しい体験が彼を強くしたのでしょう」と話す中村園長。
「成功体験は活力となって次に繋がりやすいですよね。でも、それにも増して『負け』や『失敗』という体験は大切で、受けとめ方さえきちんとしていれば “にんげん力” が養われるチャンスでもあります。私たち職員は勝ったことだけでなく、負けたことも子どもと一緒になって受けとめることに注意を払っています。一人ひとりにドラマがありますから」
その言葉通り、あちこちから、「がんばったね」「悔しかった?でもカッコよかったよ」と子どもたちを受けとめる先生たちの声が聞こえてきます。
わんわん泣きながら先生に抱きついていた子が、ふと気づくと身じろぎもせずお兄さんたちの試合を真剣に見つめていたりします。もしかしたらこの子が、来年のヒーローになるかもしれませんね!
先生も背中を見せて、なんでも一緒に
「教えられた知識でなく、子ども自身が『体験』して感じてほしいんです。相撲でいえば、勝つために腰を低くしてみようとか、スピードを出そうとか、自分で知恵を絞ったことは身についていきますから」
そう話す中村園長がテーマとし、東寺尾どろんこ会の先生たちにも求めていることは、“自分の背中を見せる”ことなのだとか。
「背中を見せることと、見本を見せることは違うんです。見本だと『こうじゃなきゃいけない』『それ以外はダメ』ってなるでしょう? それが必要な時もありますけど、基本的には子どもと一緒になんでもする。一緒に考えて、一緒に遊んで発見していくことを心がけています」
どろんこ会の保育園では、各園の催し物は先生たちで案を出し合い、安全面を含め計画を入念に練って、実施しています。
この後も マラソン大会、劇あそび……といろんな行事を予定している東寺尾どろんこ保育園。子どもたちと先生とで作り上げていく行事を、みんな楽しみにしているようです。
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