2018年 どろんこ米 稲刈り体験ツアーレポート
2018.10.04
園児が「経験して知る」ことを日々の保育で重視しているどろんこ会グループでは自分たちの手で作物を育て、収穫し、加工する食育体験に取り組んでいます。
その一つとして、設立当初より毎年春と秋に3歳児以上の園児を対象(保育者と園児のみ)に、南魚沼での1泊2日の田植え・稲刈り体験ツアーを実施し、自分たちの手で田植え、稲刈りをしたお米を給食で使う自給自足の食育を行っています。今回は今年の稲刈り体験ツアーの様子をお伝えします。
「ホンモノの経験」を通して学ぶ
どろんこ会グループの稲刈りでは、園児が本物の鎌を使って、稲を刈ります。「危ないから、使わせない」ではなく、正しい使い方を教えることで、園児は自分で経験しながら、道具の使い方を習得していきます。日常生活の中で、子どもたちが経験から学ぶことが減ってきた昨今、園児たちがホンモノの経験を通して、自分ができる仕事に取り組みます。
保育園の外の世界で1泊2日、子ども達だけの宿泊体験
朝、バスで関東の各所属園や待ち合わせ場所を出発した子ども達。到着後はお昼ご飯を食べてから稲刈り開始!
本物の鎌を使うので事前にしっかりお話を聞きます。
稲刈り後はみんなでお泊り体験
翌朝も体験ツアーまだまだ続く
稲刈り体験ツアーは稲刈りだけ、ではありません。南魚沼の大自然を満喫できるよう、ツアーのスケジュールの中には「自然遊び」が盛り込まれています。
朝食後の自然遊びの時間は「舞子スキー場」に遊びに行きました。
子ども達は広大な敷地を思う存分駆け回り遊びました。職員手作りの図鑑を持って植物探しを楽しんだ子ども達もいました。
その後、宿に戻って精米したてのお米を、南魚沼に昔から伝わる「ぬか釜」で炊いていただきました。
食べることは生きること、全ては子ども達の「にんげん力」を育むために
今年は酷暑の影響もあり、通常よりも約1ヶ月程度早い時期の稲刈りツアー催行となりました。酷暑、そして長雨が続き稲刈り直前まで心配された稲でしたが、子ども達の手で一株一株刈られていきました。
刈られた稲は脱穀(稲からもみをはずす)をして、もみすりをし(玄米)、精米(5分づき)をして各地のどろんこ会の保育園に出荷され、園児が食べる給食として使われています。白米よりも栄養価の高い5分づきのお米は玄米よりも食べやすく、子ども達が自分達の手で植えて、収穫したものなので稲刈り後はよりもりもりと給食を食べるようになります。
※「田植え・稲刈り」は園行事ではなく課外体験であり、株式会社日本福祉総合研究所が企画運営しています
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