日本から、保育園からRainbow Trail(虹の架け橋)
2020.04.16
「嵐は必ず終わる。その後には虹が出る。」
どろんこ会グループの浦安どろんこ保育園(千葉県浦安市)の取組みを紹介します。
Rainbow Trail(虹の架け橋)とは
急激な感染拡大の影響で厳しい外出制限が継続しているヨーロッパ。自宅で過ごす子ども達が、何か自分たちにできることはないか?と考え「虹の絵で、頑張っている人たちを応援しよう!」と、窓や壁に虹の絵を飾り、通行人を励ます運動が広がっています。この運動はRainbow Trailと呼ばれ、イタリアを皮切りにヨーロッパ各国へ、そして海を渡りオーストラリアでは各家庭だけでなく、保育園などの施設でも虹を飾る運動が広がっています。
大人だけでなく、急激な環境・状況の変化に子ども達も敏感になります。それまで毎日会えていた友達に会えない。遊べない。自由に散歩に出ることもできない。今まで当たり前にできていたことができなくなって不安を感じている子ども達をカラフルな色彩で元気にしたい!そして「私たちはつながっていることを伝えたい」と、オーストラリアの保育士たちは保育に虹をテーマにした制作を取入れ、園内・外に虹をテーマにした装飾を施す運動を徐々に広げています。
そして、その運動は日本で、どろんこ会グループの保育園でも始まりはじめました。
浦安どろんこ保育園の虹
緊急事態宣言発令下でも、在宅勤務の難しい、社会生活を支える業種の方々のお子さんをお預かりするために、行政からの休園指示の出ていないエリアは通常より縮小しながらも保育園は開園しています。
浦安どろんこ保育園の主任、吉野さんも「この状況だからこそ、子ども達と一緒にできることはないか」と考え、Rainbow Trailの運動を自園にも取入れました。
多くの方々にご家庭での保育にご協力をいただいているので、いつもよりも少ない人数の子ども達でしたが、白い布地のキャンバスに色を重ね、ダイナミックな虹を完成させました。
完成した日は生憎の雨だったので、絵の具を乾かし、翌日園扉に飾りました
WE’RE ALL IN THIS TOGETHER メッセージに込めた想い
嵐や大雨の後、太陽が現れる時に見られる虹は「平和と希望のシンボル」として世界中で使われています。虹は暗闇の後には希望と光があることを私たちに思い出させてくれます。また、そのカラフルな色彩は見ている人の気持ちを明るくさせる効果もあるそうです。海外でのRainbow Trailの運動も、道行く人が歩いているときに笑顔になることを目指しており、虹によって希望のメッセージを伝えています。
虹と手形に添えられたメッセージ「WE’RE ALL IN THIS TOGETHER(私たちはいつも一緒です)」。発起人の吉野さんが付け加えたメッセージです。保育園に来られない園児に対してだけでなく、この虹を目にした道行く人達にも「私たちはいつも一緒だよ!」「共に乗り越えよう!」という想いが込められています。
日本からも、どろんこ会グループからも虹の架け橋がつながることを願っています。
関連リンク・参考記事
■■参考記事
Children stick rainbow drawings in their windows to boost morale during coronavirus crisis
「子育て」で未来を変えませんか?
私達は子ども達の未来のために社会、世界を変えたいと思っています。私達と一緒に働きませんか。
保育士、看護師、栄養士・調理師、発達支援・療育スタッフなど募集しています。新卒・中途問わず、想いをお持ちの方のお問合せ・ご応募お待ちしています。