産育休中スタッフ向けオンライン懇談会 不安な時こそ、つながりを大事に
2021.01.07
どろんこ会グループでは2020年、94人のスタッフが産前産後・育児休暇を取得しました。誰もが経験したことのない、新型コロナウイルスの脅威にさらされながらの妊娠、育児は不安だらけだったのではないでしょうか。そんな中、産育休中のスタッフ同士がつながることで不安を少しでも和らげたいと考え、オンライン懇談会を12月2日と4日の2回に分けて行いました。
保育、発達支援、開発 部署を超えて産育休中のスタッフが交流
産育休中スタッフ懇談会は、産育休中のスタッフの復帰をサポートするために、2016年以来毎年、渋谷の本社で実施してきました。5回目となる今回は本社に集まることが難しかったため、Zoomを利用して初のオンライン開催となり、主催した人事総務部も手探り状態。
準備から当日の進行まで務めた高村さんは「これまでは育休から復帰した先輩の体験談や質疑応答、個別面談の時間を設けて、復帰への不安を和らげることを重視していたのですが、オンラインではあまり難しくならないよう、なるべくこちらからの一方的な情報発信は最小限にして、スタッフ同士が気軽に話せて、自宅にいながらも安心感をもってもらえるような内容になるよう心がけました」と話しました。
参加のしやすさがオンラインのメリット
今回は各会6名ずつ、12名が参加しました。初産から3人目の出産までさまざまで、赤ちゃんを抱っこしながら、あるいは寝かしつけをしながら、祖父母やパートナーに預けて単独で、とシチュエーションがいろいろなのもオンラインならでは。産休前の職場もばらばらの初対面同士なので、最初は緊張した表情での入室でしたが、時折混じるお子さんの無邪気でかわいらしい声が場の雰囲気を和らげてくれました。
まずは復帰時に戸惑わないよう、2020年と2021年の新規開園情報や、さまざまな手続きがWeb化していることなど、産育休中に進んだ出来事をアップデートしました。その後、安永理事長から「私も今思い返すと、子育てと仕事を両立していた時期が一番大変でした。でも、自身が復職して両立するということを経験することによって、働く保護者に本当の意味で共感して寄り添っていけると思っています。復帰を心から首を長くしてお待ちしています!」と、VTRメッセージでビッグスマイルとともにエールを贈りました。
高村さんも自身の子育てエピソードを披露しながら、参加者にリラックスしてもらおうと明るく優しい司会に努めました。続く自己紹介では、トークテーマとした「うちの子自慢」や「今の悩み」などを話して徐々に打ち解けてきた雰囲気に。子ども達も途中で寝てしまったり、兄弟のやりとりが聞こえてきたりと、自由に過ごしていました。最後は3人ずつに分かれてのブレイクアウトルームでおしゃべりを楽しみ、参加者もリラックスできたようです。
育児の合間のリフレッシュに
開催前は、主催者、参加者双方、子どもの当日のコンディションや、通信状況に不安もあったとのことですが、会を終え、参加者からはこのような感想をいただきました。
- 「同じ境遇の方々と話すことで、悩みを共有できました」
- 「育児の合間のリフレッシュになりました」
- 「現在の会社の状況を知ることができました」
- 「復職にあたっての不安が少し安らいだように感じました」
また、高村さんも「コロナ禍か否かにかかわらず、自宅から気軽に参加できるひとつの形として、オンライン形式の懇談会は今後、定着させたいと思います。今年で5年目の開催となり、一言で産育休者といっても、お子さんの数、月齢、エリアなど、多様になってきました。それぞれの境遇の方が、それぞれの切り口でつながる時間を提供できるような工夫が必要になってきたと感じました」と、より参加者フレンドリーな産育休中スタッフ懇談会を模索していきたいと意気込みを見せていました。
予測しづらい社会変化に柔軟に対応
どろんこ会グループは、産前産後・育児休暇のスムーズな取得、また、時短勤務制度の充実など、結婚、出産、育児といった職員のライフイベントを積極的に応援しています。
近年、新型コロナウイルスをはじめ、想定外の天災も次々に発生し、社会の変化を予測しづらい時代に突入し、人と人の絆の大切さをあらためて実感します。どろんこ会グープはこれからも、こういう時代にこそ、職員同士の絆をさらに深め、共に進んでいくために何ができるかを常に考え、「0を1に変える」取り組みを続けていきます。
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