保育の質を高めるために 学び、教えてまた学ぶ社内講師制度
2021.04.22
「自分で選び、思考し、行動する」子どもを育てることを目標に掲げるどろんこ会グループ。そのためには、子どもにかかわる大人が、自ら考え、行動できる人でなければなりません。
産業も社会も目まぐるしく変化、発展していきます。子どもたちが生きるこれからの社会も、どんどん変わっていきます。それに合わせて保育も更新する必要があります。
どろんこ会グループのスタッフはそのために学び続けます。自分に必要なスキル、情報を得るために、外部の研修に参加するだけではなく、グループ内でもさまざまな研修を実施しています。そこにさらに昨年2020年に加わったのが、社内講師制度です。
保育以外にも社会人としてのスキルも学べる社内講師制度
どろんこ会グループでは施設・本部スタッフを合わせ、約2000人が働いています。各々の職種の専門知識と得意を生かせる機会を創り、得意なことをシェアして皆の力にするために、社内講師制度ができました。講座内容は保育のことだけでなく、社会人としてのスキル、一般教養までさまざまです。
2020年度の初回は入社1年目から8年目までの職員23人が立候補しました。講師の経験はなくとも、人に教えることで自分の学びにつなげ、講師に挑戦した全員がさらなるステップアップを果たしました。講座はすべてオンラインで実施し、全国各地のスタッフ約1450人が受講しました。
先ごろ、その講師たちの経験を紹介し、さらなる社内講師を募るためのハンドブックが完成しました。どろんこ会グループの学びの輪はこれからもますます広がります。
日本の子育てをよりよいものにするために学びを深める
どろんこ会グループの研修制度を紹介するハンドブックもあります。全職員が参加する全体研修、施設長勉強会、同じ課題感をもった職員同士が自発的に企画する自主研修、さらにデンマークでの海外研修プログラム、児童発達支援事業部の専門士がインクルーシブ保育の効果を科学的に検証し、エビデンスを残す研究活動などを紹介しています。
さらに、どろんこ会グループでは、保護者や地域の方、一般に公開もしている「子育てスキル講座」も開催しています。子育てにかかわる、かかわりたいと思っているすべての人と共に学び合うことで、日本の子育てをよりよいものとしていきたい。そんな想いをもって、日々学びを深めています。
来週4月27日(火)には、オンライン子育てスキル講座「接遇力を高める~ほんのちょっとした心遣いが生む大きな変化~」を開催します。ご興味のある方はぜひ、下記リンクをご覧ください。
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