保育における戸外活動の可能性を広げる 新しいどろんこバス完成

2021.05.27

#イベント

イベント 清瀬どろんこ保育園

4月、清瀬どろんこ保育園(東京都清瀬市)に新しいどろんこバスが来ました。どろんこバスとは、子どもたちが課外活動をするために導入されているバスです。どろんこ会グループでは10台所有し、エリアごとに分かれ、各施設のスケジュールに合わせて運行しています。(※新型コロナウイルスの感染拡大状況に応じて運行しています。緊急事態宣言下では運行を中止しております)

大喜びでバスに駆け寄る子どもたち
大喜びで新しいバスに駆け寄る子どもたち

保育園で子どもたちが100の経験をできるようにバスは走る

安永理事長と高堀代表が22年前に認可外保育所を立ち上げたとき、「子どもたちが日ごろ行くことができないような場所にも連れていってあげたい。いろいろな課外体験の機会を創りたい」そんな想いから始まったどろんこバス。当時はバスではなくハイエースでしたが、二人が自ら運転していました。

バスに乗って畑に行く
どろんこバスで畑仕事に向かう(2013年撮影)

一般的に保育園や幼稚園、こども園のバスといえば、家と園の送迎を目的としたものです。一方、どろんこ会グループのバスは課外体験の場を広げるためのもの。どろんこバスがあるからこそ、園庭のない保育園の子どもたちも近隣のどろんこ保育園に遊びに行ったり、畑仕事に出かけることができるのです。また、毎月遠足を実施できるのもどろんこバスのおかげといえます。

卒園児のイラストでフルラッピング 新しいバスに大喜び

素敵なイラストに「上手だね」の声
素敵なイラストに「上手だね」の声

どろんこ会グループに新しいバスが導入されるのは久しぶりです。すべてのバスは信頼性の高い指定工場で整備をしていることと、各車両を担当するドライバーが日常的な点検はもちろん、毎月の点検もしっかり行っているため、頻繁に入れ替えることがないからです。

お昼過ぎに清瀬どろんこ保育園に到着した真新しいどろんこバス。鮮やかな山吹色の車体に赤色のかわいいイラストをあしらい、フルラッピングされました。これは2021年3月に卒園した北千住どろんこ保育園(東京都足立区)、和光どろんこ保育園(埼玉県和光市)、中里どろんこ保育園(東京都清瀬市)、三鷹どろんこ保育園(東京都三鷹市)の子どもたちが描きました。

力作のイラストの原画。黒いクレヨンで描いたものを赤くプリントした
力作のイラストの原画。黒いクレヨンで描いたものを赤くプリントした

給食を食べ終えたこめ組とむぎ組の子どもたちが見に来ました。見た瞬間「なんか違う!」「新しいよ!」の声。そして「近づいて見ていいよ」の言葉がけに、一斉に走り出しました。イラストを見て感想を言い合ったり、タイヤのホイールに注目したり、子どもたちは興味津々。「いつ乗れるの?」と新しいバスが楽しみで仕方ない様子でした。

どろんこ会の看板を背負って地域を走る

運転手を務める用務の大竹さんはどろんこ会グループに勤務して5年。以前は大手私鉄バスの運転手という経歴の持ち主です。新車を前に「身が引き締まる思いです」と笑顔ながらも緊張した表情を見せます。「子どもたちを乗せているので、急ブレーキ急発進は厳禁。とにかく速度はゆっくり、安全運転に徹しています」と話します。

バスのイメージカラーである山吹色は道路を走っていると、とても目立ちます。卒園児はもちろん、地域のほかの園の子どもたちからも手を振られることがあるのだとか。どろんこ会グループの看板を背負っているバス。大竹さんも常に緊張感をもって運転に臨んでいるといいます。

子どもたちから慕われている大竹さん子どもたちから慕われている大竹さん

子どもの安全を第一に

2020年からは各バスにGPS付きドライブレコーダーを設置しました。いつどこをどういうルートで走ったかを確認でき、さらに急ブレーキをかけたらすぐに本部でも把握できるようなシステムとなっています。子どもたちの命を預かる大事なバス、これからも安心安全を徹底していきます。

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