未来の保育士と安永理事長が直接交流 第1弾TOPセミナー開催 次回は6月に
2021.06.03
5月11日、どろんこ会では、保育士を目指す学生向けに、安永理事長によるオンラインセミナー「令和時代を生きる保育士に今、知ってほしいこと」を開催しました。
当日は、約80名の方が参加され、保育士を目指す方や教育を専門的に勉強している方はもちろん、保育や幼児教育を専門としていない方まで幅広くご視聴いただきました。
保育の力で人の人生から日本の未来まで変えられる
今回のテーマは「なぜ、自ら考えて行動する力を幼児期に身につける必要があるか」でしたが、安永理事長が語った内容は、どろんこ会グループそのもののことではなく、変わり続ける世界や日本の情勢、これから直面する日本の課題といった大局的なことから、待機児童や子ども庁の話題など、多岐にわたりました。
また、安永理事長がなぜ保育園を立ち上げたのかの背景を語りつつ、20年以上にわたり現場に入ってきた立場から、保育業界の三大課題についても指摘しました。
自ら考えて行動する力(=非認知能力)で人生が決まる
今回参加された方々から最も反響があったのが「非認知能力」について。
非認知能力とは、IQなどでは数値化できない能力を指し、大きく分けると「目標に向かって頑張る力」「人とうまく関わる力」「感情のコントロール力」などが挙げられます。そして、これらの能力は5歳までの環境で育まれると言われています。どろんこ会グループではこれを「6つの力」として定めています。
非認知能力はなぜ必要なのか、そしてどのように身につけていくのか、どろんこ会グループの取り組みを交えながら解説しました。
保育士の仕事は「日本の未来の幸せ」に繋がっている
セミナーではまた、保育士の労働環境について様々なデータを示しながら解説しました。
そして、保育士が子どもの未来にどう関わっていくのか、保育士の社会的な役割といった観点から、保育士が持つ価値「未来を変える力」についてお話しました。
子どもとの関わり方からIT活用まで!幅広い質問に回答
当日は、安永理事長に加え、現場で働くスタッフの代表として、駒沢どろんこ保育園(東京都世田谷区)の岩森施設長も同席しました。
また、今回はZoomを利用したオンラインセミナーのため、質疑応答では参加された学生の方々の疑問についてチャット機能からご質問をいただき、その場で回答していきました。
当日寄せられた質問には、「非認知能力を身につけるために行っている園の取り組み」や「子ども一人ひとりとしっかり関わるために必要なこと」といった保育の現場に関することから、「保育現場におけるITの活用方法」といった保育業界のこれからを考える内容、「学生時代に身につけておくといいこと」と、幅広く様々な視点でいただきました。
セミナーの追加開催決定!(6月・7月)
ご好評により、セミナーの追加開催が決定しました。
ご参加された皆さんから多くのご感想をいただきましたので、その一部をご紹介します
「これから超少子高齢化社会を生き抜いていく子どもを育てるためには非認知能力がどれほど大切なのかという内容が面白かったです。」
「非認知能力を育てる重要さと異年齢保育がどのような影響を与えているのかを知ることができた。」
「屋外、異年齢との関わりなど保育者側の環境構成によって子どもたちが考えて行動する機会が増えるか減るかが大きく関わってくることを改めて感じました。」
次回は、学校が終わった後の平日遅い時間や、授業のない土曜日などにも開催することになりました。
セミナーのテーマ、内容は第1弾と同じものとなります。今回参加を逃してしまった方、保育士を目指す方、保育業界のこれからについてご興味のある方、安永理事長に直接質問されたい方はぜひご参加ください。
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