スタッフをつなぐ新たな試み「DKCどろんこキッチンクラブ」始動
2021.06.10
安心して働き続けられる職場づくりというのは、どろんこ会グループが常に大事にしていることです。特に、入社したての新入職員にとって、よい人間関係を構築していくことはとても重要です。
例年であれば、内定式や合宿研修で同期とのつながりを深められますが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、すべてをオンラインで実施しました。ほかの施設への訪問もなかなかできず、懇親会もままならず、交流の機会が不足しているのは明らかでした。また、一人暮らしであったり、地元を離れ新天地で頑張るスタッフからは、休日の過ごし方に困っているという声も聞かれました。
そこで、少しでも交流の機会を増やせないかと、人事採用部と広報部が協力し、サークル活動を立ち上げることにしました。その第1弾として企画したのが「どろんこキッチンクラブ DKC」(以下、DKC)です。
保育園で大人気の給食レシピを自宅でも
なぜ「料理」だったのでしょうか。実は、社内報を充実させるために全スタッフに取ったアンケートで「給食レシピを知りたい」という声が多くあったのを受け、生まれたアイデアです。
どろんこ会グループの給食は、各エリアの調理師の有志が集まり「どろんこレシピチーム」としてレシピを考えています。今の子どもに必要な食事のあり方や、小学校に入学する前の大切な時期に経験してほしい食事についてを考え、栄養バランスはもちろん、子どもにとっての食べやすさ、食べたい気持ちを大切にして、和食を中心に、旬を感じられる献立を意識しています。
子どもたちにはもちろん、スタッフにも大人気の給食。初回は「超簡単!人気給食メニューの作り方!」と題し、麻婆豆腐とコーンと卵のスープの2品を作ることにしました。
講師にメリー★ポピンズ 和光ルーム(埼玉県和光市)の食育プランナーの秋好さんと、メリー★ポピンズ 朝霞台ルーム(埼玉県朝霞市)の栄養士の浅子さんを迎え、アイランドキッチンのあるつつじヶ丘どろんこ保育園(東京都調布市)のちきんえっぐ(どろんこ会グループの保育園に併設する子育て支援施設)からのライブ配信で参加者をつなぎました。
参加者は13人。いろいろな施設のスタッフだけでなく、本部スタッフも加わりました。お子様と一緒に参加した方も。なるべく多くの人と交流できるよう2チームに分け、ひとつは講師の説明と実際の作業を見ながら一緒に料理を作る学びチーム、ひとつはレシピを見ながら自分で作ってみるチャレンジチームとしました。学びチームは講師に質問をしながら、また講師も参加者の調理の進み具合を確認しながら、双方向で進めました。チャレンジチームはさらに小さなグループに分かれ、講師のアドバイスを聞きつつ、自分のペースで調理を進め、チームメンバーとコミュニケーションを楽しむ時間になりました。
参加者からは
- なかなか人に直接会えない現実ですが、普段関わったことのない人と交流できたのが楽しかったです。娘も楽しめていました。
- 新卒で調理をしています。今回ベテラン調理師さんへの質問コーナーを設けていただいたお陰で少し疑問が解消されました。
- オンラインでの料理教室は初めてだったのですが、短時間で美味しそうなご飯が2品も作れて大満足です。調理の先生の料理の仕方も実際に見ることができ(野菜の切り方や豆腐の水切り、片栗粉の使い方、卵の混ぜ方、にんじんの加熱方法など)、勉強になりました。
といった感想や、次回作ってみたいレシピのリクエストも多数挙がりました。
「次回もぜひ参加したい」という声に押され、企画運営チームも第2回に向けバージョンアップを考えています。
どろんこ会グループではこれからもスタッフ同士のつながりを大事に、楽しく働くことのできる職場づくりを進めていきます。