八山田どろんこ保育園「緑の環境プラン大賞 ポケット・ガーデン部門 国土交通大臣賞」賞状贈呈
2021.12.16
八山田どろんこ保育園(福島県郡山市)は、第32回「緑の環境プラン大賞」ポケット・ガーデン部門において栄えある国土交通大臣賞を受賞したことを受け、主催のひとつである一般財団法人 第一生命財団より賞状を贈呈いただきました。
一般財団法人 第一生命財団の盛田常務理事および室井事業部長に郡山までお越しいただき、八山田どろんこ保育園の子どもたちも一緒に受賞を祝いました。
今回、八山田どろんこ保育園が国土交通大臣賞を受賞した背景を室井事業部長にお伺いしたところ「緑の環境プラン大賞においては緑を介しての地域活性化を目指すという思いがあり、『コミュニティ』というのがキーワードとなります。今回八山田どろんこ保育園のプランには園庭における地域の方とのコミュニティの形成ということが入っていたことが大きかったと思います」とお話しいただきました。
今回のプランは施設長の真島さんと食育プランナーの滝田さんが中心となって考えました。
滝田さんは「住宅地にあるので、散歩される地域の方が園庭を眺めていたり、フェンス越しに声をかけてくださったり、園庭での活動に興味をもってくださいました。そこで園庭自体が周囲の方とつながるツールになればと考えたのです。また、今作っている畑は小さなものですが、子どもたちは自分たちの畑だというしっかりとした思いをもって活動しています。そこに暮らす生き物とも積極的に触れ合っている姿を見ると、もっと子どもたちの世界が広がる魅力的な園庭を作りたい、そう思いました」と話します。
国土交通大臣賞の受賞を受け、「この園庭を通じてすべての人が育ちあう、分かち合う、共存できるような場になればと、2021年4月の開園後から時間をかけてプランを練りました。それがまさかの国土交通大臣賞をいただくことができ、子どもたちと思い描いた園庭が実現できるかと思うと本当にうれしかったです。完成後は畑で採れた野菜や果物を調理する窯場や、食事のできるテーブルやベンチも置きたいと願っています」と滝田さんはうれしそうに語りました。
現在、八山田どろんこ保育園の園庭には、白菜やキャベツ、芽キャベツが元気よく育っています。そこに来年3月を目指し、柿やりんご、梅やみかんといった果樹の森、田んぼができ、子どもたちが木登りができる木も加わって、緑豊かで自然の恵みを存分に感じられる環境が出来上がることが今から楽しみでなりません。
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