小田急電鉄xどろんこ会 子育てとまちづくりの共創 (仮称)メリー★ポピンズ 海老名ルームの開園ストーリー
2022.10.13
どろんこ会グループは2023年4月、小田急電鉄株式会社が長年にわたり力を入れて開発を進めてきた海老名駅間地区「ViNA GARDENS(ビナガーデンズ)」に、(仮称)メリー★ポピンズ 海老名ルームと(仮称)発達支援つむぎ 海老名ルーム(以降、海老名ルーム)を新たにオープンします。
神奈川県海老名市初となる認可保育園と児童発達支援事業所併設のインクルーシブモデルであり、今年10月28日にグランドオープンの運びとなる話題の施設「ViNA GARDENS PERCH(ビナガーデンズパーチ)」の5階に入るとあり、開園前から注目されています。
この「ビナガーデンズパーチ」内に認可保育園・児童発達支援事業所を開設するにあたり窓口となってくださった小田急電鉄株式会社まちづくり事業本部エリア事業創造部の神谷様に、「ビナガーデンズパーチ」の魅力や海老名駅周辺の街づくりのこと、周辺環境の魅力などについてを伺いました。
あらゆる人のライフスタイルに寄り添うコンセプトビル
神奈川県のほぼ中央に位置する海老名市。小田急線をはじめ相鉄線、JR相模線の3線が乗り入れ、圏央道の開通により各高速道路へのアクセスも抜群で、充実の交通網を誇ります。
小田急電鉄株式会社では2002年、海老名駅東口にショッピングセンターやシネマコンプレックスなどを擁する大型商業施設「ViNAWALK(ビナウォーク)」を開業。2014年にはファッション店舗などが入った商業施設と住宅が融合した「ViNAFRONT(ビナフロント)」もオープン。翌2015年に海老名駅間地区の開発計画の概要を決定し、「憩う・くらす・育む」という「ビナガーデンズ」の開発コンセプトを発表しました。
ビナガーデンズは海老名駅西口の広大な敷地に広がり、「くらしエリア」と「賑わい創出エリア」に分かれています。住宅エリアには高層マンションが立ち並び、駅周辺エリアも含めるとその総戸数はなんと3600戸以上に上ります。
「賑わい創出エリア」の中心施設となるのが「ビナガーデンズパーチ」です。「パーチとは止まり木を意味します。海老名の街の中心、『ViNA GARDENS』の中心としてあらゆる人が集い賑わう場所していきたい、そんな想いを込めています」と神谷様は話します。
「ビナガーデンズパーチ」は、「憩う・くらす・育む」を体現するために「ウェルネス=心身の充足」をコンセプトとした10階建ての複合施設で、小田急電鉄株式会社としてこのようなコンセプトのビルは初めての挑戦と言います。ここに海老名ルームが入るのです。
保育園児たちがさまざまな仕事に触れ、地域の方々との交流を期待
「開発理念の『育む』の要素からしても保育園や学童保育室などを誘致したいと考えていました」と神谷様。「周辺の住居には子育て中のご家族の入居も多く見込まれており保育園のニーズも確実でした。ただ5階のテナントとなると、建築面でのさまざまな条件をクリアする必要があり、テナント型の保育園を運営する事業者様を探していた時に偶然出合ったのがどろんこ会グループでした。そこで駅前のテナント型の併設施設としてメリー★ポピンズ 桶川ルームを見学に行くと、とても活気があったことを記憶しています」と話します。
「最初は認可外保育園を想定していたのですが、どうすればここに保育園をつくれるのかについていろいろお話を進めていくうちに、どろんこ会グループから認可保育園と児童発達支援事業所の併設の提案をいただき、私たちとしては断る理由は全くありませんでした。私個人としては、どろんこ会グループの掲げる『にんげん力。育てます』という理念や、『自ら選び、思考し、行動する』できる子どもたちを海老名で育むことはこれからの社会に貢献していくためにも大切だと思いました」と神谷様。
海老名ルームが入る5階には、そのほか個人指導塾、プログラミングスクール、英会話教室といった「人生を豊かにする学び」が主なテーマのテナントが入ります。
6階には地域最大級のクリニックモール、7階には健診センターとクリニックを備えた複合型医療施設、8階には献血ルームと眼科、そして8階から10階にフィットネスクラブと、まさに体の充足のための施設が集中しています。
3、4階には腸活レストランやベーカリー、アウトドアショップ、カフェと融合した本屋など、こちらは心の充足をテーマに食や暮らしの豊かさを創出することがテーマの店舗が並びます。
「ウェルネスという一つのコンセプトに賛同して出店してくださっているので、例えばコラボレーションにも前向きなテナントが多い印象です」とのこと。どろんこ会グループでは全園で「商店街ツアー」というものを実施しています。地域との交流や子どもたちがさまざまな仕事を目にする機会を創るためです。海老名ルームではきっと多種多様な出会いに恵まれそうな予感がします。
どろんこらしい保育が実現できる自然豊かな海老名駅周辺
海老名ルームには園庭はありませんが、8階のバルコニーでプールができるよう準備中です。高い空を楽しみながらの水遊び、想像するだけで気持ちよさそうです。
また、「ビナガーデンズパーチ」のすぐ目の前には暫定的ではあるものの公園がつくられました。東口側に進むと海老名中央公園や伊勢山自然公園もあります。
さらに、相模川沿いには広大な神奈川県立相模三川公園も広がっています。
どろんこ会グループではけがをしない強い体を育むため日々散歩に出かけ、5歳児になるころには10kmを歩くことができるよう目指しています。子どもたちが長距離散歩に慣れてくるころには相模三川公園まで行くことができるかもしれません。「ここは本当に広い公園で虫がたくさんいて、とても楽しいですよ」と神谷様もほほ笑みます。
実は海老名市はいちごの生産が盛んです。駅から少し離れると田園も広がり、豊かな自然に恵まれています。どろんこ会グループの各園が日課とする畑仕事も楽しみです。
一方、「ビナガーデンズパーチ」からすぐの所には2021年にオープンしたばかりの「ロマンスカーミュージアム」があります。周辺には市立図書館や文化会館もあり、子どもたちにとっては自然体験だけでなくさまざまな文化的な体験も期待できそうです。
「海老名駅周辺は生活していくために必要なすべてが高いレベルでそろっていると言えます」と、神谷様も周辺環境について太鼓判を押します。
子育て企業のパートナーとして海老名を盛り上げる
小田急電鉄株式会社は2023年に本社機能の一部を海老名に移転することを発表しました。
「当社は経営ビジョンで、地域価値創造型企業を目指すことを掲げています。小田急線のまさに中間に位置する海老名は、現時点では当社が力を入れて大規模開発を進行しているエリアであり、ここを起点に全方位で事業を俯瞰できる非常に重要な場所です。ここで地域と共に発展し、パートナーの皆様と共に価値を創造していきたいと考えています。また、鉄道はお子さまにも人気の身近な存在ですが、子育て世代にとって必ずしも優しい存在と言い切れるものではありませんでした。お子さま連れの移動は急な泣き声やベビーカーの扱いなど心配が尽きません。当社では、そのようなお困りごとを解消し、子育て世代に寄り添うため、『こどもの笑顔をつくる子育てパートナー宣言』をしました。お出かけを身近にする『小児IC運賃を全区間一律50円』や、気兼ねなく小田急線をご利用いただける『子育て応援車』を導入するほか、沿線の自治体や企業と連携をすると共に、子育てをしやすい地域をつくっていくための共創機運も高まっています」と神谷様は話します。
このように子育てに熱い思いをもってくださる企業とのパートナーシップをもとに、「どろんこ発海老名っ子」がはばたいていけるよう、地域ぐるみで子育てに取り組んでまいります。海老名ルームにぜひご期待ください。