保育、発達支援、就労支援、農業でたくましい未来を創る 2022年度全体研修開催
2022.11.17
毎年恒例の全スタッフを対象とした全体研修をオンラインで実施しました。
全国に広がるどろんこ会グループの各施設や本部部署の紹介も兼ねたオープニング動画と、代表2人から全員に向けたメッセージ動画という構成で、視聴後は全員がレポートを提出することで、日々子育てにまい進する中でも立ち止まって考える時間を大切にしました。
保育業界の地位向上と保育の質を高める10年に
高堀代表は、「これからの日本を支えていく子どもたちのたくましい人格形成に関わり、子育てから世の中が変わるというやりがいのある業界であることの認知向上と地位向上を目指し、取り組んできました。今後はその取り組みのさらなる周知を図り、日本の保育の質を高めていく10年にしていきたいと思っています」と決意を語りました。
そのために
- 生きる力を育むために、国内最高品質のインクルーシブ保育・異年齢保育の実践
- スタッフが安心して働くことができるような仕組みづくり
- 自園のみならず全国の保育園の質の底上げを図る取り組み
についてあらためて説明し、「どろんこ会グループは、失敗も成功もしながら『にんげん力』を育み、世の中をよくする社会課題解決起業家集団でありたい」と伝えました。
2050年の日本の未来から逆算して子育てに取り組む
安永理事長からはまず、今年度の就労継続支援事業への挑戦や農業への取り組みを広げていく背景について、あらためて全スタッフに向けて説明がありました。
さらに、内閣府が打ち出している「ムーンショット目標」(下記リンク参照)にも触れ、子どもたちが大人になる2050年の日本の未来について話し、「すべてにおいて目標を決めて、どうすればできるかという逆算思考をもった仕事の仕方をグループ全体でしてほしいと思います」と伝えました。
最後は「私たちが今取り組んでいることは、2050年の日本の姿を理解し、逆算し、未来の日本をたくましくするために尽きます。そのために日本中に現場をもち、子育て、発達支援、就労支援、農業に取り組んでいるのです」と締めくくりました。
スタッフからもこの逆算思考の大切さをあらためて実感したという声が多く聞かれ、新たな学びを得る研修となりました。
保育者の成長のために 海外研修も再開
研修の最後にはうれしいニュースも発表されました。コロナ禍で2年間中止となっていた海外研修「デンマークインターンシップ」の再開です。「保育者自身の生きる力向上」を目指して約10年前から実施しており、社内公募により選出されたスタッフが現地の保育園で2週間、実際に保育者として勤務するというものです。新たな学びや気づきを得て成長し、それを子どもたちに、ひいては日本の保育の質向上に貢献する取り組みの一つです。
どろんこ会グループはこれからも一人ひとりが能力を発揮し、よく生きることのできる社会の実現に向け、そして保育の質のさらなる向上を目指し、スタッフ一人ひとりが学び続けていきます。
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