広尾学園×どろんこ会 2023年度の高校生インターン・プログラム始動

2023.05.18

イベント

2021年2月にどろんこ会グループと広尾学園中学校高等学校（学校法人順心広尾学園）は、「教育・保育の質向上のための連携協定」を結びました。コロナ禍で多くのことがオンラインとなり、生徒たちの直接体験の機会が減ってしまったことを受け、あえてリアルな職業体験を実現するために始まったのが、広報部でのインターンシップ・プログラムです。

2022年は3名の高校3年生が活動しました。2023年も、先輩からバトンを引き継いだ新3年生と2年生がインターン活動を行います。

安永理事長のキャリアセミナーからスタート

2022年12月、インターンに興味がある1年生（当時）9名が安永理事長のキャリアセミナーに参加しました。セミナーでは、なぜ保育業界で起業したのか、どろんこ会グループが実際に行っている保育、異年齢保育・インクルーシブ保育にこだわる理由、さらには幼児教育・保育業界における課題に至るまでを語った安永理事長。最初は緊張していた生徒の皆さんですが、熱心にメモを取り、セミナー後の質問タイムではたくさんの質問が出ました。

中にはこのように鋭い質問も…

「ダメ」と言わない保育は、けんかや危ないときは、保育士はどうするのですか？見守るのですか？

異年齢で過ごしていて、いじめはないのですか？

さまざまな直接体験をすることは斬新な保育のように思ったのですが、保護者から「危ない」という指摘はないのですか？

保育園では子ども主体で自由にできても、小学校ではあまり自由がないので、ルールを守ることを教える方がいいのではないでしょうか？

安永理事長は質問に丁寧に答えながら、生徒のみなさんとの座談を楽しみました。

キャリアセミナーとインターン募集説明会を経て、「インターンにチャレンジしたい！」と手を挙げてくれた4名が2023年のインターンに決まりました。2023年2月のキックオフミーティング、3月の保育士体験を終了し、4月から活動を開始しました。

2023年のインターン活動がスタート

2021年のキャリアセミナーに参加した3名（当時2年生）も、新3年生となり、2023年からインターン活動を開始。北千住どろんこ保育園（東京都足立区）で保育士インタビューを行い、Instagramで発信しています。

インタビューするインターン生 — インタビュー内容、Instagramの投稿の構成も自分たちで企画しました

新2年生のキックオフミーティングには、2022年に活動した先輩も参加し、どのようにプロジェクトを進めてきたかをレクチャー。先輩の実体験から学ぶキックオフミーティングとなりました。

2022年インターン生の新たな門出にエール

2022年インターン生3名の修了証明書授与式も行いました。インターン活動への参加を決めた理由や参加後の感想を聞いてみました。

経営に興味があるので、安永さんがどのようにどろんこ会を大きくしてきたのかを知りたいと思ったのがきっかけでした。

企業の広報にはいろいろなルールがあって、所属している学生団体の情報発信では考えたことがなかった視点を学ぶことができました。

自分たちで考えた企画に対して、Instagramのいいね数や職業体験の申し込み数が増えたときは成果を感じられてうれしかったです。

大学で何を学ぶのか、将来のキャリアのことなどもざっくばらんに話した授与式。最後に安永理事長は3名の新たな門出にエールを贈りました。