宮城から東京での保育に挑戦 全国に広がるどろんこ会ならではの「社内留学制度」に注目

2024.02.01

#保育#採用

メリー★ポピンズ 南砂ルーム 若林どろんこ保育園

北は宮城県から南は沖縄県まで、全国に子育て施設を展開するどろんこ会グループ。だからこそ可能な働き方があります。

現在、メリー★ポピンズ 南砂ルーム(東京都江東区。以下、南砂ルーム)に勤務する佐々木さん。実は宮城県出身で、入職後は仙台にある若林どろんこ保育園で働く予定だったのですが、「社内留学制度」を利用し、東京での保育に挑戦することになりました。

南砂ルームの佐々木さん
宮城県出身、東京で保育に挑戦する佐々木さん

手厚いサポート 安心して東京での保育に挑戦できた

—まずはどろんこ会に入職を決めた理由を教えてください。

子どもたちの成長を一番近くで見ることのできる保育士という仕事にやりがいを見出し、保育の道に進むことを決めました。大学在学中に若林どろんこ保育園を見学し、園の雰囲気やスタッフの皆さんのやりとり、子どもたちの遊ぶ姿、園庭にいるヤギや鶏を見て、自然体験を大切にしていて素敵だなと思い、就職を決めました。

今はサトイモを育てている若林どろんこの園庭
広い園庭のある若林どろんこ保育園の様子

—新卒で入社され、すぐに宮城から東京に来ることになったと聞いていますが、どのような経緯だったのでしょうか?

内定後に人事採用部から連絡があり、期間限定で関東で働くチャンスがあるのですがいかがですか?という打診をいただきました。最初は驚きました。仙台でも一人暮らしをするつもりでしたが、近くに祖母もいるので安心していたのです。

でも家族に相談してみると、会社からのサポートも手厚いし、安心して行ってみてもよいのではないかと言ってくれました。確かにこのような機会がないと地元から出ることもなく、東京に遊びに行ったこともなかったので、よいチャンスかもしれないと思いました。異動期間は3カ月、6カ月、12カ月と選べたのですが、子どもの成長を見るためにもまずは12カ月を選びました。

笑顔でインタビューに応える佐々木さん
休みの日には浅草やスカイツリーなどの観光も楽しんでいると話す佐々木さん

—初めての東京、初めての一人暮らし、不安もあったのではないでしょうか?

もちろん不安はありましたが、家は法人に用意していただいていたので、3月に両親と一緒に来て引っ越しも手伝ってもらい、無事にスタートを切ることができました。

—いざ4月から仕事が始まって、生活面はいかがでしたか?

地元では車移動が多かったので、満員電車がきつかったです(笑)。家事は最初モチベーションも高かったのですが、仕事が終わってから食事をつくったり、洗濯をしたりというのは大変でした。家族のありがたみをとても感じました。最近では慣れてきて、一人暮らしを満喫中です。料理のモチベーションを上げるためにかわいい食器を選んだりしています。

—職場はどうでしたか?

最初はとても緊張したのですが、優しくて頼りになる先輩ばかりで、人に恵まれたと思っています。困ったときにはすぐ声をかけてくださり、何かと気にかけていただきました。仕事中だけでなく、休憩中や電車での帰り道でもいろいろと話を聞いてもらったりもしました。ですので、だんだんと笑顔で仕事ができるようになりました。

佐々木さんの周りに子どもが自然に集まってくる
「ゆい先生」と呼ばれて笑顔

—若林どろんこ保育園は定員105名で園庭も広く、ヤギや鶏もいる園ですが、南砂ルームは定員64名で、マンションの1階にある園庭は小さめの園です。当初のイメージとはだいぶ園の環境が違ったのではないでしょうか?

確かに園の環境は全く違うのですが、近くには荒川の土手が広がり、草の上に寝っ転がったり、チョウチョのサナギを見つけることができたり、ザリガニ釣りをしたりと、都会でも自然に関わる活動ができるんだと思いました。

また、規模が大きくない分、子どもたち、保護者様とも一人ひとり深く関わることができており、南砂ルームに来てよかったと思っています。

荒川の土手で思い切り遊ぶ
荒川の土手の自然を生かした保育をします

新しい出会いと経験がきっと自分の糧になる

南砂ルームの施設長、仲宗根さんにも佐々木さんについて話を伺いました。

—入職後の佐々木さんの働きぶりを一番近くで見てこられたと思いますが、佐々木さんの成長はいかがですか?

入職直後は分からないことも多かったと思うのですが、それを分からないままにせず先輩に聞いたりしてしっかりコミュニケーションをとり、言われたことは素直に受け止め、着実に学びを得て吸収していることを実感します。これは佐々木さんのとても真っすぐで素直な人柄もあるからだと思います。

最初は子どもにどう言葉をかけてよいのか、どう援助したらよいのか、迷っているというか遠慮しているような様子が見受けられましたが、最近では自分はこういう思いをもって保育するからこのように言葉をかけよう、見守ってみよう、など自分で考えながら接することができるようになってきたと思います。

自分で靴を履くのを見守る
子どもたちが自分で靴を履くのを見守ります

—違うエリアから来るスタッフに配慮していることはありますか?

施設長があまり声をかけすぎてもプレッシャーになってはいけないと思うので、周りのスタッフには休憩中に話を聞いてもらったり、同期や同じく地方から来ているスタッフとのコミュニケーションが取りやすいよう配慮したりしています。また、1年目は体調も崩しやすいので、顔色をよく見て、元気のない様子などがないかを気にかけるようにしていました。

仲宗根施設長と共に
佐々木さんの成長を優しく見守ってきた仲宗根施設長(右)と共に

最後に佐々木さんと仲宗根さんに、新天地に飛び込む魅力を聞いてみました。

佐々木さんは「とりあえずやってみるのがよいと思います。仕事でも生活でもいろいろな出会いと経験ができるので、自分の糧となります。学びになることがたくさんあるので、迷ったらぜひ飛び込んでみてください。優しい同期と先輩が待っています。怖がらずに来てください」と明るく力強く語りました。

仲宗根さんも「地方からの一人暮らしは不安も多いと思うので、スタッフ全員でサポートしようという心づもりで受け入れています。困った時にはいつでも助けます。行ったことのない、住んだことのない土地への憧れは誰しも持っているのではないでしょうか。ぜひ一歩踏み出してみてください。いつでもお待ちしています」と話しました。

散歩の姿に成長を感じると話す佐々木さん
友達と手をつないで散歩できるようになったことに成長を感じると言う佐々木さん

住み慣れた街を離れるのは不安があるかもしれません。また、一人暮らしも心配かもしれません。どろんこ会グループの社内留学制度では、引っ越しの初期費用を抑えられるよう転居手当や社内貸付金制度などを用意しています。また、毎月の家賃の負担も軽くなるようにと、借上社宅制度や住宅補助制度もあります。さらには年2回の帰省手当もあり、万全のフォロー体制を敷いています。

どろんこ会グループはスタッフにさまざまな経験をしてもらいたいと願っています。社内留学制度は配属された施設にとどまらず、全国各地で尊敬できる先輩と出会い、保育の幅を広げるための経験をたくさんできるチャンスなのです。

施設情報

メリー★ポピンズ 南砂ルーム

若林どろんこ保育園

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