どろんこ会初の就労継続支援B型事業所運営のカフェ「TSUMUGI CAFE武蔵野」の自家焙煎珈琲とヘラルボニーのアートの共創が実現
2024.02.15
就労支援つむぎ 武蔵野ルーム(東京都西東京市)にコーヒーの焙煎機を2022年12月に導入し、本格的にコーヒーの自家焙煎が始まりました。それに伴い、TSUMUGI CAFE 武蔵野(つむぎカフェ 武蔵野)ではコーヒーの提供に加え、コーヒー豆やドリップバッグの販売も始まりました。
このたびご縁をいただき、株式会社ヘラルボニーからこのドリップバッグをギフトとして使いたいとのお申し出をいただきました。
2023年11月には実際の仕事の様子をご覧になりたいとのことで、株式会社ヘラルボニーと、今回ドリップバッグをギフトとしてご利用いただくプロロジスの方が就労支援つむぎ 武蔵野ルームにお越しくださいました。
アートをのせるプロダクトのストーリーにもこだわる
株式会社ヘラルボニーは岩手県盛岡市を拠点とし、「異彩を、 放て。」をミッションに、福祉を起点に新たな文化の創出を目指すスタートアップベンチャー。主に知的障害のあるアーティストによる作品データを軸に、JALとの業務提携による機内アメニティポーチの提供や、JR東海と組んで駅の装飾を実施するなど、商品や空間、コンテンツプロデュースを手がけ、非常に注目されています。
プロロジスは物流施設開発を手掛ける世界的企業です。2023年11月に岩手県に新たな物流施設「プロロジスパーク盛岡」を竣工した際、株式会社ヘラルボニーとライセンス契約するアーティストの八重樫季良さん(るんびにい美術館・岩手県)の作品を施設内に起用しました。
今回はプロロジスからのご依頼を受けて株式会社ヘラルボニーがコーヒーのギフトを探していたところに、どろんこ会との出合いがありました。就労支援つむぎ 武蔵野ルームの自家焙煎珈琲のドリップバッグのパッケージに八重樫さんの作品をあしらい、プロロジス専用のギフトが誕生したのです。
ご訪問当日は実際に使っているコーヒー豆、焙煎の様子、利用者の方がコーヒーを計量したりパッケージングしたりする様子をご覧いただきました。
株式会社ヘラルボニー・アカウント事業部の吹田さんからは「アーティストの素晴らしいアートを届けたい、知っていただきたいと常々考えていますが、そのアートをのせる商品がどのようなプロセスを経てつくられているのかというストーリーにもこだわりたいと思っています。今回あらためてどろんこ会の思いや取り組みを聞き、ぜひお願いしたいと思いました。プロロジス様の思いを届けるお年賀の品として、アートだけではできないプラスアルファの取り組みになったではないかと感じています」とのコメントをいただきました。
また、プロロジス開発部の尻屋さんからも「実際に仕事をされているところを見て、コーヒーのグラム数も決めたとおりにきっちり計量されていらっしゃり、一つ一つに気持ちを込めて作業されているのを見て、とても感動しました。今日は焙煎の工程や、焙煎仕立てのホンモノのコーヒー豆の香りや味わいを知り、このギフトをもっていく際には今日この目で見たことと合わせ、思いの詰まったコーヒーであることを伝えていきたいと思いました」とうれしいお言葉をいただきました。
この自家焙煎珈琲、手作りのパウンドケーキと合わせ、就労支援つむぎ 武蔵野ルームと発達支援つむぎ 武蔵野ルーム、そして発達支援つむぎ 田無ルーム(東京都西東京市)での販売を開始しました。また、どろんこ会グループの本社でも販売中で、スタッフからも好評です。
ルームのお近くにお越しの際はぜひお買い求めください。今後は通信販売もできるよう準備を進めています。こちらもご期待ください。
施設情報
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@doronko_tsumugimusashino_works