台湾高雄市副市長と保育・教育関係者が中目黒どろんこ保育園を視察 「食育」について意見交換

2024.10.24

#保育

中目黒どろんこ保育園

2024年9月、台湾高雄市の李懷仁副市長をはじめ保育・教育関係の方々が、中目黒どろんこ保育園(東京都目黒区)の視察をされました。

台湾高雄市は近年、小学校における食育を推進しています。どろんこ会グループの食育にかける思いを詰め込んだ書籍『どろんこ保育園の食育計画』に興味をもち、乳幼児期の食育で大切なことや意欲を育む食育を学ぶことを目的に訪問されました。

当日は施設長による施設案内に加え、中目黒どろんこ保育園の年間食育計画も説明しました。

右から5番目が台湾高雄市副市長

保育・食育をめぐるさまざまなトピックについて意見交換

施設長の中村さんが案内する中で、一行が目に留めたのは各クラスの保育室の配置でした。台湾の施設設備基準は、月齢の低い子どもは1階を優先的に使用し、使用面積が不足する場合は2階を使用することができると定めています。中目黒どろんこ保育園では、1階に3・4・5歳児クラス、2階に0・1・2歳児クラスの配置であることに驚いていました。

0歳児クラスが2階にあることに驚いている様子

ちょうどおやつの時間帯だったため、各年齢の食事場面もご覧いただきました。どろんこ会グループの給食やおやつは、バイキング形式で行っていることに注目されました。食べるもの・量を子どもたちが自分で決めている様子を見て、「給食残渣が増えないか?」という質問もありました。

子どもたちが食べられる量や食べられる物を増やすには、保育の活動内容や食育も関係します。中目黒どろんこ保育園では、子どもたちに食材や食の循環、環境への意識を育む取り組みとして、コンポストを作っていることや都心の住宅地での畑仕事もしていることを伝えると、新たな気づきを得られた様子でした。

おやつを食べる場面を実際にご覧いただきました
玄関に掲示している畑だよりに興味津々
アレルギー除去食の対応や陶磁器の食器を使用していることに注目

現場を実際にご覧いただいたのち、中目黒どろんこ保育園での年間食育計画を実践事例とともに紹介しました。意見交換では、離乳期の食育の取り入れ方や都心部で自然を取り入れる施設をつくる困難さについて、さらに保育士の育成まで、幅広いトピックについて行政的な視点を交えて語り合う、貴重な時間となりました。

中村施設長が中目黒どろんこ保育園の食育計画を実践事例とともに説明

どろんこ会グループではほかにも、子どもたちが乳幼児期から多文化に触れる機会として、オンラインを通して台湾の保育園や高校と交流する機会をもつなど、海外とのつながりも大事にしています。

どろんこ会グループ各施設の視察をご希望の方は下記よりお申し込みください。

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