阪急阪神不動産xどろんこ会 インクルーシブな街づくりを目指して 2025年春、(仮称)メリー★ポピンズ 大山ルーム開園
2025.01.09
どろんこ会グループは2025年春、東京都板橋区に認可保育園「(仮称)メリー★ポピンズ 大山ルーム」と児童発達支援事業所「(仮称)発達支援つむぎ 大山ルーム」の二つが併設されたインクルーシブ施設を新たに開園します。
東武東上線「大山」駅から徒歩6分。阪急阪神不動産株式会社(以下、阪急阪神不動産)が手掛ける新築分譲マンション「ジオ板橋大山」の1階という好立地です。
阪急阪神不動産の「ジオ」シリーズ内での保育園運営は、メリー★ポピンズ 南砂ルーム(東京都江東区)に続き2園目となります。
阪急阪神不動産とどろんこ会グループは、地域の子育てを通じて街づくりにおける新たな価値を創出するパートナーとして、想いを共にしています。
今回は、「ジオ板橋大山」を担当する首都圏マンション事業部 事業推進グループの清岡様に、どろんこ会グループとのパートナーシップについてやインクルーシブ保育園が入る意義、街の魅力などについてインタビューしました。
インクルーシブ保育園が当たり前に受け入れられる多様性の時代
—「ジオ板橋大山」は地上10階建て、全285戸という大規模なマンションです。子育て層も多いと想像しますが、マンション内に保育園が入ることをどのようにお考えでしょうか?
2022年に竣工しました当社の「ジオ南砂町」においてもメリー★ポピンズ 南砂ルームを運営いただいていますが、「マンション内に保育園があることで非常に安心感がある」「送迎にかかる時間のロスがなくなり非常に便利」といったお声を多くいただいております。このようなマンションを開発することで、マンションにお住まいの皆さまはもちろんですが、通園可能な保育園がエリア内に増えることで、微力ながら地域に貢献できれば大変うれしく思います。
—「ジオ板橋大山」内での保育園開園にあたり、どろんこ会グループを再びパートナーに選んでいただいた背景をお聞かせください。
どろんこ会グループ様が、全国各地で商業施設や大規模新築マンション内での保育園運営実績を豊富に重ねていらっしゃることは、かねてより拝見しておりました。
「ジオ南砂町」で初めてご一緒させていただいた際、計画段階での行政窓口との各種調整・協議や、施工会社との内装工事の打ち合わせを進める中で、保育園内でお子さまが快適に過ごす環境を創出するために細やかな配慮をされていることが随所に垣間見られ、感銘を受けたことを鮮明に記憶しております。
今回ご提案いただいた児童発達支援事業所を併設するインクルーシブ保育園は当社でも前例がありませんでした。どろんこ会グループ様と対話を続ける中で、あらためてインクルーシブ保育の重要性などを理解し、最終的に今回もパートナーとして新たな取り組みに挑戦しようと決断できました。
—大規模新築マンション内で一からインクルーシブ保育園を創ることは、どろんこ会グループとしても初めてです。期待していらっしゃることや街づくりへの想いなどをお聞かせください。
多様性の時代において、障害の有無にかかわらず受け入れるインクルーシブ保育園がマンション内に入ることは、当たり前と受け止められているように感じます。
マンション開発、街づくりにおいて、ただ建物をつくるだけではなく、そこに住まう(集う)方々のコミュニティの形成、人と人とのつながりをつくっていくことも職務の一つであると捉えております。
例えば、マンション内では入居後すぐにウェルカムパーティーを開催し、入居者同士の交流を促進しております。加えて今回の「ジオ板橋大山」では、都内近郊の農家の方と提携してマンション専用の畑を借用し、種まきから収穫まで体験できるイベントや、毎月農家の方にお越しいただきマンション共用部内でマルシェの開催も予定しております。
今後の展開として、子育てを通じた地域交流に積極的で、畑仕事をはじめ食育にも力を入れているどろんこ会グループ様とシナジーを生み出せないかとひそかに目論んでおります。
利便性高く穏やかな住環境は子育て層に人気
—「(仮称)メリー★ポピンズ 大山ルーム」と「(仮称)発達支援つむぎ 大山ルーム」(以下、大山ルーム)が入る「ジオ板橋大山」周辺の子育て環境について教えてください。
「ジオ板橋大山」は、東武東上線「大山」駅から徒歩6分、商店街まで徒歩2分でありながら、商店街や幹線道路から1本奥まった静穏な立地です。徒歩圏内にスーパーマーケット、公園、行政施設、病院など、生活、子育てのための施設が充実しています。
また、大山では現在再開発や駅前広場整備事業などの新たな街づくりが進んでおり、今後一層のにぎわいが創出されることが期待されています。
私も現地を一目見た時、分譲マンションの立地として魅力的な要素が凝縮されていると感じました。お子さまのいるご家族や共働きのご夫婦の方など、日々忙しく暮らす方々にとって利便性が高く魅力に感じていただきやすいと思います。
—「ジオ板橋大山」の住まいとしての魅力も教えていただけますか?
私たちはそれぞれの地域の歴史や背景を大切にしながら、現在、未来を見据えて、地域に溶け込む建物デザインに力を入れていますが、今回の「ジオ板橋大山」では特に共用部にもこだわりました。
例えば、エントランスラウンジに誇張するように高価なソファなどを配置しているマンションをよく目にしますが、居心地があまり良くないからか住民の方が腰を掛けていらっしゃらないケースが多いように思います。「ジオ板橋大山」では入居者の皆さまが愛着を持って使い続けていただける「サードプレイス」となるような共用部のデザイン・機能を目指しました。腰を掛けた際に目線が重ならないよう共用部家具を配置したり、木のぬくもりを感じられるデザインにしてカジュアルでありながら上質さも感じられるような部材選定を行うなどディティールにこだわりました。
ファミリー層に人気のパーティーラウンジだけでなく、開放的な眺望を望める人工芝敷きのスカイテラスや、多様な働き方に対応するよう作業スペースを広めに確保したワークラウンジもご用意しております。
—大山ルームはマンション内のどのような位置にあるのでしょうか?
メインエントランスとは反対側に入口を配し、保育園の前には地域にも開放する緑地帯を設けました。車を避けて出入りができるため、緑地帯でくつろがれる地域の方とあいさつをしながら散歩に出かける・・・といったシーンもゆくゆくは見られるようになるのではないでしょうか。
子どもたちの体験機会が豊富にある環境
どろんこ会グループの保育の実践にとっても、大山ルーム周辺の環境はとても魅力的です。
どろんこ会グループでは、子育て目標に「人対人コミュニケーション」を掲げています。一人でも多くの人と挨拶を交わし、一つでも多くの仕事を目にする機会を用意し、「感じたこと・考えたこと」を表現できる子どもを育てます。
その取り組みの一つに、地域のさまざまなお店や会社を訪問する商店街ツアーがあります。
「大山」駅周辺には都内屈指の長さのアーケードを有する「ハッピーロード大山商店街」と「遊座大山商店街」があり、合わせて300超のお店でにぎわっています。子どもたちにはたくさんの体験機会を創出できそうです。
また、系列園の板橋仲町どろんこ保育園もすぐ近くにあります。
板橋仲町どろんこ保育園には園庭もあり、ヤギを飼育しています。大山ルームの子どもたちは、時に板橋仲町どろんこ保育園に遊びに行き、園庭遊びやヤギとの触れ合いを楽しみながら、活動の場を広げることが可能です。
「ジオ」を通じて多様な人の交流を生み、インクルーシブな街づくりにつなげていきたいとお話しくださった清岡様。
どろんこ会グループは、全国的にも類を見ない大規模新築マンション内のインクルーシブ保育園を起点に、地域との共創を図りながら、阪急阪神不動産の目指す多様な人と関わりのある街づくりにも参画していきたいと考えます。
大山ルームの開園にご期待ください。
施設情報
※(仮称)発達支援つむぎ 大山ルームは2025年春ごろに開所予定です。
お問い合わせ
03-5766-8072(開園準備室)