朝霞どろんこ保育園「卒園、進級おめでとうございます」

きらきらと日の光が輝く川の土手には桜が舞い、卒園や進級の時期になりました。1年間を振り返ると一人一人色々な経験をして、朝霞どろんこ保育園の子どもたちは心も体もたくましく成長しました。年長児の皆は、いよいよ小学生です。

どろんこ会グループが、子どもたちに育みたい「6つの力」のうちの1つである、「ケガをしない強い体を育てる」ために朝霞どろんこ保育園でも日々の保育で行っているのが長距離散歩です。その集大成とも言える3月の卒園遠足は、行き先を年長児の提案で「荒川彩湖公園」に決めました。

往復10キロを超える散歩に向けて、少しずつ散歩先の距離を伸ばして、期待を胸いっぱいに膨らまして迎えた当日、24人全員で元気に園に手を振りいざ出発しました。いつもと違った道を歩ける喜びで、軽い足取りです。「お弁当の中身はなんだろうね。たのしみだね。」などと会話を楽しみながら歩きました。車通りが多い道もありましたが、そこはさすが年長児です。声を掛け合いながら自分で緊張感を持ち歩く姿が見られました。

2時間以上歩いて公園に到着しました。皆、大喜びで遊びだすかと思いきや、さすがに「つかれたあー」「おなかすいたー！」と倒れこむ子どももいました。しかし、いつもとは違う大型遊具を前にすると、夢中になって遊んでいました。「これやろう！」「じゅんばんに並ぼう」などと自分たちでルールを決めて目いっぱい遊んでいました。

そして待ちに待ったお弁当の時間です。自分で持ってきたレジャーシートを好きな場所に広げて「いただきます」と食べ始めました。おいしいお弁当は、頑張って歩ききった先で食べると一段とおいしい！達成感に満ちた笑顔がキラキラと輝いていました。

帰りも楽しかった思い出を振り返りながら、みんなで歩き切りました。みんなで歩き切った達成感が自信につながり、年長児は、またひと周りもふた周りも大きく成長しました。小学校へ行っても、色々な経験をしてそれぞれが成長する姿が見られることを期待しています。

そして、3月は次年度に向けて、園の年間目標や年間の計画をたてる会議が行われます。 「園として、どんなことにチャレンジきていきたいか」「子どもたちにいつ、何のために、どんな体験をさせたいか」という観点から、職員の経歴や職種に関わらず、皆が自由に自分の意見を提案する会議が開かれます。

今回も、職員の熱い思いやキーワードから、園目標や年間の行事計画を決めました。

「再発見！大人も子どももモリモリ挑戦しよう！」

朝霞どろんこ保育園に関わる全ての職員の思いが込められたこの目標をかかげ、2022年度も職員一丸となって頑張って行きます。　　

　　　　

文：朝霞どろんこ保育園 職員

朝霞どろんこ保育園施設情報を見る