朝霞どろんこ保育園「商店街ツアー」

2022.06.23

#保育園

朝霞どろんこ保育園の新年度が始まって二か月が経ち、ようやく子どもたちも新しい環境や生活に徐々に慣れてきました。子どもたちは外で好きな遊びを見つけながら、虫や花、自然を見つけ、春を感じています。

園庭で遊ぶのはもちろん、散歩に出ると地域の人や車、バスなどの乗り物にもたくさん出会え、毎日新しい発見や新しい遊びが子どもたちから生まれています。

その中でも、どろんこ保育園ならではの活動が「商店街ツアー」です。「商店街ツアー」とは、どろんこ会グループが考える子育てで身につけたい「6つの力」の中の「すべての人との関わりから判断・行動を身につける」の活動です。毎月行っている活動で子どもたちもワクワクしながら楽しみにしています。

無人販売所に来た乳児クラス

ここは朝霞どろんこ保育園の近くにある野菜の無人販売直売所です。野菜を育てている方に乳児クラスの子どもたち皆で挨拶をしに行きました。「これはなんだろう?」と不思議そうに見ている子どもたちに、販売所の方が野菜の話をしてくれました。どうやって買うかも教えてもらい、自分たちでお金を支払い箱に入れました。お金を持つと、少し緊張した真剣な表情で入れていました。販売所の方に「どうぞ」と野菜を手渡してもらうと、交代しながら嬉しそうに持ち帰りました。

保育園に戻ると厨房の職員が美味しい給食にしてくれます。自分たちで買ってきた、作った方の顔が分かる野菜が給食に出ると、いつもとはまた違った美味しさがあります。

ほうれん草を調理する幼児たち

幼児クラスの子どもたちが無人販売直売所で買ってきたのは、レタスとほうれん草です。子どもたち皆で何を買うか話し合い、買い物に出かけました。買って来た、ほうれん草を使って何ができるかと頭を悩ませている子どもたちに、「ごま油と塩で炒めるとおいしいよ」と厨房の職員からアドバイスがあり、早速作って食べました。

「いいにおい!」や「シャキシャキしておいしいね」と言いながら、おかわりをしてあっという間になくなってしまいました。

ハーブを摘む子どもたち

この日は、皆で保育園近くにある小さな農場「Kファーム」に行きました。Kファームには羊やウサギもいて、子どもたちは大興奮の様子です。餌をあげられるスペースもあり、少し怖がりながらも動物が餌を食べてくれると「食べた!」と嬉しそうに話していました。

また、動物の場所とは少し離れたところに、花や薬草がたくさん咲いている場所があります。そこで子どもたちと一緒にハーブを摘み、保育園に持ち帰って虫よけスプレーを作りました。子どもたちは「いいにおい」「レモンみたいな匂いだね」と話しながらどんなものができるのだろうと興味津々に見ていました。これからの時期に大活躍です。

「商店街ツアー」では地域の方々との交流だけでなく、動物や物に触れ、子どもたち同士で新たな発見や、様々な体験をしながら社会を知る機会になります。これからも子どもたちと一緒に新しい発見・体験をしていきたいと思います。

文:朝霞どろんこ保育園 スタッフ

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