朝霞どろんこ保育園「見て!触って!味わって!本物を知る!」

2022.07.21

#保育園

暑い日が続き、夏到来を肌で感じられるようになった今日この頃、朝霞どろんこ保育園の子どもたちは虫探しや自然の散策に加えて水遊びを思う存分に楽しんでいます。

たくさん遊んだ後は大好きなご飯です。調理のお手伝いを積極的に行っていることもあり、自分たちが食べるものを料理する前に、見て、触って、給食を楽しみにしています。食材を食べるだけでは終わらないどろんこ保育園では「命あるものを食している」ということを子ども自らの体験を通して伝えていくために、保育士、専門士、調理員らと子どもが一緒になり「命をいただく経験」を行っています。

朝霞どろんこ保育園に届いたマグロ

突如現れた大きなマグロを前に子どもたちは身を乗り出して見るほどに興味津々で、お寿司屋さんやスーパーで売っている加工済みのものではなく、丸々一本のマグロの大きさに驚き、不思議、怖さなどたくさんのものを感じとっていました。

マグロをさばく調理員

調理員が説明しながらさばいていくのを見た後に、綺麗に洗った頭を近くで見たり、匂いを嗅いだり、触って感触を確かめたりと日常では味わえない、本物だからこそ感じ取れる体験に「つるつるした~」「目が大きい!」など子どもたちの感想も溢れて止まりません。

マグロをかまどで焼く保育士

さばいたマグロはかまどを使って火を入れました。焼く前と後では身の色が変わり、子どもたちも色の変化に驚きつつも手を伸ばし食べるのを心待ちにしていました。

マグロの骨の説明をする保育士

さあ、待ちに待った給食の時間です。いつもの給食とは子どもの目も雰囲気も違い、颯爽と食べる場所に集まりました。解体を見た影響もあり食への関心が高まっていました。通常のご飯に追加して配られたマグロを、子どもたちは「おいしい!」「おかわり~!」とどんどん食べ進めていました。途中には身をほぐした後の骨などを保育者の説明を聞きながら見つめている姿も見られました。

テレビやSNSなどを利用して、その場に行かずに本物を見ることができる便利な世の中になっていますが、どろんこ保育園では、直接「本物を体験」してもらい、後の経験として子どもたちの糧になるよう、今後も「本物を知る」ことを大切にしていきたいと思います。

文:朝霞どろんこ保育園 職員

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