馬場どろんこ保育園「いらっしゃいませ、お店屋さんの開店です」

2021.09.20

#保育園

馬場どろんこ保育園の保育室に「いらっしゃいませ!」と元気な声が響きました。

お店屋さんごっこの様子

数週間前から少しずつ準備を進めてきたお店屋さんごっこが、8月中旬にいよいよ当日を迎えました。

お店は、アクセサリー屋さん、かき氷屋さん、ピザ屋さんの3店舗です。

アクセサリー屋さんとかき氷屋さんの商品は、3~5歳の子どもたちの手作りです。アクセサリー屋さんでは、カラフルなストローや画用紙で作ったお花等に紐を通してネックレスやブレスレットを作りました。互い違いの色にしたり、一色でそろえたり、それぞれにこだわりがあり、とても素敵なアクセサリーが沢山できました。

かき氷は、コーヒーフィルターに絵の具で色を付けて作ったものです。

「僕はいちご味にしよう!」「赤と青を混ぜて紫にして、ぶどう味のかき氷を作ろう」など、子どもたちは話をしながら楽しそうに作りました。

カップにも飾りつけをしたり、「トッピングもする!」と言って氷に模様をつけたりする子もいて、色とりどりのおいしそうなかき氷ができあがりました。

かき氷を作る子どもたち

アクセサリー屋さんとかき氷屋さんの店員さんは、5歳児のこめ組の子どもたちです。一生懸命作った商品を机に並べて、いざ開店すると、大きな声で呼び込みをしたり、「これはどう?」と商品をお勧めしたり、本物のお店屋さん顔負けの接客ぶりでした。

そしてお客様はというと、画用紙で作ったお金を入れたお財布を肩から斜めに掛けて、「くださいな」の練習もお部屋でバッチリ行い来店しました。いつもとは違うお部屋の様子に少し戸惑う子もいましたが、お金を渡して素敵な商品をもらうと、どの子もとても嬉しそうに手に取っていました。中には、かき氷があまりにおいしそうで、思わず口に入れそうになってしまう子もいました。

画用紙で作った財布とお金を使う様子

3つ目のお店、ピザ屋さんでは、餃子の皮で作った本物のピザを販売しました。

好きな具を自分で選んでお金を渡すと、引換券がもらえます。

ピザを注文する子どもたち

ホットプレートで焼いている間もピザの良い香りが部屋中に漂い、待ちきれない様子で覗いている子もたくさんいました。

焼きたての熱々ピザをフーフーして食べる子どもたち。美味しそうに食べる表情があちらでもこちらでも見られ、見ているこちらもお腹が空いてしまう程でした。

一枚では足りず、おかわりを求める子もたくさんいました。

焼きあがったピザを食べる子どもたち

お土産もできて、お腹も満たされて、大満足のお店屋さんごっことなりました。長引くコロナ禍で近隣のお店に仕事内容等を聞いたり、お店の中を見せていただいたりする法人の取り組み、「商店街ツアー」もなかなか思うようにはできないため、園内でのこのような活動を通して、お金のやり取りや、お店屋さんならではの言葉のやり取りなどを体験することで、自分の周りにある身近な社会に興味を持つ機会になってほしいと思い計画しました。

このような取り組みをこの日一日の活動で終わらせず、今後の遊びの中でもさらに膨らませていきたいと考えています。

文:馬場どろんこ保育園職員

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