馬場どろんこ保育園「マグロの解体」

2023.10.23

#保育園

残暑も弱まり涼しさを感じられ始めた9月某日、馬場どろんこ保育園では食育の一環としてマグロの解体を行いました。

子どもたちに解体の様子を見せるだけでなく、広い海で泳ぐマグロの様子や実際に釣り上げられる様子、釣り上げられたのちに船上で処理される様子の動画を子どもたちに見せることで、リアルな形で食の循環を伝えました。

子どもたちは、スクリーンに映し出されるマグロの一本釣りの迫力に釘付けになっていました。

映し出された映像を見る子どもたち

いよいよマグロの登場です。大人2人がかりで運ばれてきたマグロはなんと30キロ。

大きな大きなマグロの登場に「うわー!」と歓声をあげ、これから何が始まるのか興奮した様子の子どもたちでした。

早速施設長がマグロの頭を包丁で切り始めると、にぎやかだった子どもたちが一瞬で静まり、目を丸くして解体の様子を見つめました。

包丁を入れる施設長

マグロが徐々に解体されていくと、目を輝かせまじまじと観察する子や後方で「怖い」と指の間からチラチラと伏し目がちに見ている子、「かわいそう…」とつぶやく子など、さまざまな反応が見られ、一人ひとりが命について何かを感じ取っている様子が伺えました。

解体し捌いたマグロは火を通してみんなで美味しくいただきました。

マグロの頭を見る子どもたち

今回のマグロの解体の後に、子どもたちの前で『死んでくれた』と言う絵本を読みました。

人間は動物の命をいただいて生きている。だから自分の命を大切に生きていこう。という内容のお話です。

その際「マグロも死んでくれたね」という子どものつぶやきがあり、マグロの解体を通じて、大切なことを学んでくれたと嬉しくなりました。

これからも馬場どろんこ保育園では、子どもたちの未来に繋がる原体験の機会を多く作っていきたいと思います。

マグロが解体される様子を見る子どもたち

文:馬場どろんこ保育園スタッフ

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