ふじみ野どろんこ保育園「かまどでジャム作り」

2022.03.15

#保育園

第8回は、ふじみ野どろんこ保育園の冬の時期の取り組み第3弾を紹介したいと思います。

開園した6年前に植樹した八朔の木。3年目にやっと1個実らせてから、今年はなんと50個以上も実りました。八朔を使った足湯はふじみ野の冬の恒例活動となっていましたが、今年は発達支援つむぎふじみ野ルームの提案で、かまどを使ってジャムを作ることになりました。

協力し合いながら八朔を収穫する子どもたち

こめ組が収穫です。子どもだけで話し合い、どのように収穫するか考えて取り組みました。他者との協働を大事にした保育の実践です。

保育士の中では「こんな方向に話してくれたらいいな」「こんな事になったら素敵だな」「こんな気持ちが芽生えたらいいな」とさまざまなねらいが背景にありますが、その通りに行かないのが子どもの思考の面白いところです。

八朔の皮をむく子どもたち

活動の一つひとつにはテーマやねらいが立てられています。今回のテーマは「異年齢でインクルーシブなジャム作り」。

乳児も幼児も、つむぎ利用児もスタッフも誰もが主体的に参加できることを大事にし、環境も整えました。

かまどでジャムを煮る子どもたち

匂いを嗅ぐ、皮をむく、材料を買いに行く、包丁で切る、かまどを見守る。どの活動も子ども一人ひとりが選択して自ら主体的に参加するからこその満足感が味わえます。

作ったジャムを試食する子どもたち

そして最後の醍醐味は実食。子どもたちの感想はと言うと、「苦い」「酸っぱい」と好評とはいきませんでしたが、誰もが食べることを楽しみにし、1日を通しての活動の繋がりがあり、達成感があった様子でした。

スタッフにとっては失敗も大事にしながら、更なる保育のスキル向上と計画の充実をしていく良いきっかけとなったのではと思います。

作ったジャムを試食する子どもたち

文:ふじみ野どろんこ保育園職員

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