ふじみ野どろんこ保育園「焼き芋」
2024.12.10
#保育園
第41回は、焼き芋について紹介したいと思います。
毎年秋から冬に変わるこの時期の恒例行事となっている焼き芋です。園庭の木々から落ちた、落ち葉を利用し、年長児中心に活動します。年長児は去年の様子を思い出しながら、自分より小さな子たちに準備の仕方を教えてくれます。
焼けた物を食べていただけの乳児クラスの子どもたちが、一つ大きくなる毎に参加できることが増え、楽しみも一緒に増えて行きます。
簡単には進めないのが、保育園の行事の面白い所です。おいしい焼き芋をいっぱいたべたい、大きいお芋がいいと考えるのが、子どもの思考ですね。芋を洗って濡らした新聞紙とアルミホイルで包む作業では、沢山あるさつまいもの中からとびきり大きなものを見つけて「これは○○の!」と気合十分な子もいました。次々ちょうどいい焼き芋ができあがりおいしそうに頬張る仲間を横目に、「○○のはまだ焼けないの?」と待ちきれない様子でした。結局、待つことが出来ずに焼きあがった焼き芋を食べて、満足そうな笑顔を見ることが出来ましたが、きっとこの行事で丁度良い大きさを知った事と思います。
エラーの経験を見守るのも私たち保育士の仕事です。「大きいとなかなか焼けないから小さいのにした方がいいよ。」とはじめから伝えてしまえば、このやり取りは生まれなかったということになります。スムーズにいかない現実も味わいながら、すくすく成長していって欲しいと願っています。
文:ふじみ野どろんこ保育園スタッフ
ふじみ野どろんこ保育園施設情報を見る