日高どろんこ保育園「こめ組食堂」
2022.01.10
#保育園
先日、こめ組(5歳児)の子どもたちでみそ汁作りをし、そのままこめ組食堂を開きました。
3グループに分かれて、具材は何を入れるか、切り方はどうするか自分たちで1から考え、お客さん(0~4歳児、保育者)に提供しました。
エプロン、三角巾、マスク、手袋を身に着け準備万端。真剣な眼差しで、包丁の使い方など保育者の話をよく聞き、3グループに分かれていざ、みそ汁作りの始まりです。
自分のグループで決めたみそ汁にはどんな材料が必要かをみんなで考えながら準備をしました。
おうちで作ったことがある子が「豆腐よりにんじんの方が固いから先に切ろう」など経験から知っていることをお互い教え合い協力して作りました。
包丁で切る時はしっかり猫の手にして指を切らないよう慎重に切り、安全な包丁の渡し方も学びました。たまごも上手に割ることに成功して嬉しそうです。
具材を切り終え茹であがったら、みそを溶かしてコップに入れてみんなで味見をしました。
あるチームでは一人の友達から「みんなでカンパイしよう!」という声があがり、早く味見をしたい気持ちを抑えてみんな揃って「カンパーイ!」となりました。
「おいしい!」「わかめの味がする!」と感想を伝え合い喜ぶ子どもたちの様子から、友達同士の団結力も強まったように感じた瞬間でした。
そして3グループそれぞれ個性のあるおいしいみそ汁の出来上がり。
いい匂いにつられてお腹を空かせたお客さんがどんどん食堂にやってきました。3グループの各テーブルから「いらっしゃいませー!」と声がたくさん聞こえてきます。
0歳児1歳児の友達にはこめ組食堂のスタッフが照れながらも配膳をしてくれたり、側で見守ったりしたりと、優しい姿がありました。
また自分たちで作ったみそ汁の売れ具合も確認しています。
お客さんはみんな残さずきれいに完食。みそ汁を作った5歳児の子どもたちはこめ組食堂が大盛況に終わってとても嬉しそうでした。5歳児の子どもたちは久しぶりのクッキングを楽しんで取り組んでいました。
みそ汁作りを通して、一つの事に向かってグループ内で役割を分担し合う様子がありました。また、いつも食べているご飯がどう作られているかを知り、ご飯を作ってくれる人の大変さも伝えることができました。苦手な野菜への興味関心にも繋がればよいと思います。
文:日高どろんこ保育園職員
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