日高どろんこ保育園「５歳児の成長」

3月となり、5歳児の姿が一段とたくましくなったように感じます。

保育園生活の集大成のような行事や、日々過ごしていく中で積み上げられたものが子どもたちの成長を表しています。

秋頃から大繩飛びに夢中になっている子どもたちは、始めは数十回しか跳べなかったのに、ランキング表を作ったことで1位になりたいとぐんぐんと記録を伸ばしてきました。

特に1位と2位の女の子同士は激戦を繰り広げ、いつの間にか1000回も越えるほど跳べるようになっていました。そこには様々なドラマがあり、ランキングを抜かされて悔し涙をたくさん流したり、そんなライバルを励ましたりする姿がありました。

励ました相手に翌日記録を抜かされては悔しがり、1位に返り咲くために密かに特訓をし、また記録を更新します。お互いに刺激し合いながら自身を高めていく姿は本当に素晴らしいです。

保育園最後の遠足は5歳児クラスだけで往復8キロ、高麗川駅まで歩きました。

高麗川駅に着くと改札前まで見学させてもらいました。高麗川駅の改札はICカードをタッチする部分しかなく、切符を入れる自動改札機がなく、改札の違いにも興味津々です。

駅員さんからもらったステッカーを見て、「これをタッチしたら（改札の中に）入れるのかな？」と疑問を持ち、実際にステッカーでタッチしてみました。やはりエラーになってしまいがっかりしていましたが、また新たな経験となりました。

帰り道は疲れた様子も見られましたが、4月と比べ体力がついたこともあり、お互いに励まし合いながら最後まで歩き切ることが出来ました。

保育園で様々な事に挑戦し、葛藤し、励ましあうことで、挑戦する気持ちや粘り強く諦めない心を養いました。そして入園した頃と比べ心も体も強く、たくましく、優しく成長しました。

4月からは小学生になりますが、新たな世界で様々な挑戦をし、たくさんの経験をしてさらに大きく羽ばたいてほしいです。

文：日高どろんこ保育園職員

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