日高どろんこ保育園「梅ジュース作り」

2022.08.01

#保育園

気温が高くなり、園庭にある梅の木から梅が落ちてきて、子どもたちはその梅を拾い、「いい匂い」と言いながら大切そうに集めています。

梅をひろう子どもたち

毎年日高どろんこ保育園では梅の木から梅を収穫し、梅ジュースを作っています。

保育者から梅ジュースの作り方を聞いた子どもたちは、作り方を思い出し友だちと相談ながら作り始めました。

まずは梅を洗います。「順番だよ!」「こっちも空いているよ」と、小さな水道でも譲り合いながら上手に洗っていました。

その次に梅の選別を行います。「きれいなのがいいかな」「これはどう?」「虫食いだ!」などと言いながら、傷がついていないかを目を凝らして見ています。梅のフルーティーな匂いをかぎながら、選別している子どももいました。

梅の選別をする子どもたち

その次は梅のへたを竹串で取ります。細かい作業なので、「できない・・・」と苦戦している子どももいましたが、諦めず真剣にやり続け、「取れた!見て!」と小さな手で器用に梅のへたを取ることができていました。

梅のへたを取る子どもたち

その次は容器に氷砂糖と梅を層にして瓶に入れます。

年長児が「順番に入れるんだよ!」と教えたり、年少児が「入れていいの?」と確認したりしながら入れていき、子どもたちで協力しながら梅と氷砂糖を瓶の中に入れていました。

子どもたちの作った梅ジュース

梅と氷砂糖が入った瓶を玄関に置き、毎日気付いた子どもたちがその瓶を上下に振り、「砂糖が溶けてきた!」「もうできたかなぁ?」と完成を心待ちにしていました。そして、数週間後には氷砂糖が全て溶け、おいしい梅ジュースができました。

おやつで梅ジュースを出すと、子どもたちは自分で一生懸命作ったこともあって、「おいしい!」「おかわり!」と大絶賛でした。

梅ジュースにはクエン酸がたっぷり含まれており、疲労回復や整腸作用、食欲増進効果等があり、夏バテ予防にピッタリです。

毎年この時期の子どもたちと梅仕事をしながら、暑さに負けない強い体を作っていきたいと思います。

来年もまたおいしい梅ジュースが作れますように。

文:日高どろんこ保育園職員

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