一宮どろんこ「どろんこ米収穫!おいしい新米ができたよ」

2021.11.03

#保育園

毎年、自園の大きな田んぼで「米作り」をしています。

子どもたちは浸種や種まきの苗づくりから始まって田植え、稲刈りまでの体験をしています。稲が大きくなるように草取りをしたり、生き物から稲を守るためにかかしを作ったりしました。

子どもたちでかかしを作る様子

また、「お水、足りているかな?」「こんなに小さかったのに大きくなったね!」「緑だったのに茶色になった!」など、日々観察していました。

稲刈り当日は地域の方がきてくださり、稲の刈り方を教えてくれます。カマを持つと最初は緊張していましたが、刈り終えた時には喜びと嬉しさで満ち溢れた表情をしていた子どもたちです。刈り終わった後はおだがけをし、稲を乾燥させます。

稲刈りをする子ども

乾燥し終わると「脱穀」をします。牛乳パックを使って稲穂から籾を分離させます。「プチプチ」と取れていく感覚が気持ち良いようで子どもたちは黙々と作業をしていました。

脱穀をする子どもたち

次は「籾摺り(もみすり)」です。

これは籾から籾殻を取り除く作業です。すり鉢とすりこぎ棒を使い、友達と一緒に回します。途中、籾殻が取れてきたら息を吹きかけます。すると、白くなったお米が少しずつ見えてきて「あ!お米が出てきた!」と嬉しそうな様子でした。

籾摺りをする子どもたち

最後は、ぬかを取り除く「精米」です。

籾摺りして出てきた玄米を瓶に入れ、棒でお米が割れないように何度も優しく上下につきます。時間はかかりますが、少しずつ瓶の底にぬかが溜まっていきます。

精米をする子ども

「こんなに頑張ったのに少ししかできてない」「ご飯作るのって大変だね」と、ひとつひとつ手作業で行うことによって、稲が白米になるまでの大変さ、いつも食べているご飯のありがたみを感じることができました。

次回は、みんなで作ったお米を使っておにぎり作りをします。

文:一宮どろんこ保育園職員

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