池上どろんこ保育園「皆はどんなことがお好き？」

雨の日は室内で過ごすため、製作の機会が多くなります。今月は各クラス、どのような製作を行っているのか紹介したいと思います。

1歳児クラスではクレヨンや色鉛筆、絵の具などのお絵描きの他、シール貼りが好きな子が多いです。お絵描きでは真剣な表情で夢中になり、シール貼りでは貼るだけでなく剥がす作業まで行い何度も楽しんでいます。絵の具は感触が苦手な子もいますが、スタンプなど手に触れない形で楽しめるよう配慮も行い一緒にあそべるよう工夫もしています。

今後にじみ絵にチャレンジしていく予定です。どんな作品になるか楽しみですね。

2歳児クラスも、絵の具を使った感触遊びや指先を使うシール貼りが大好きです。シール貼りでは自由に紙に貼ったり、洋服の飾りつけで貼ってもらったりしました。また、使い終わったシールの台紙をチケットにして、チケットを指定のケースに入れたら新しいシールがもらえるというお買い物ごっこも取り入れながら行いました。これは製作とは少し離れるのですが、「自分で使ったものは片付ける」ということを、遊びを通して習慣化していくためです。

今後は保育士と一緒に作る作業も含めて、小麦粉粘土を通して感触や指先を使った造形遊びも行っていきたいと思います。

最後に3〜5歳児クラスです。幼児クラスは自由遊びの中でも製作をしたいと意欲的に取り組んでいます。主に年長児を中心に製作を行っており、年下の子どもたちは「同じ物が作りたい」と作り方を教えてもらったり、似たようなものを作ろうと試行錯誤してみたり、異年齢クラスならではの姿が見られます。

なるべく子どもたちが製作を行いたいタイミングでハサミやテープなどを使用できるような環境を整えています。5月に行った３・４歳児の紫陽花製作では、はさみやのりの使用方法を身につけられるように、5歳児の傘製作では丸い線描きやはさみ、のり、折りたたむなど多くの工程をこなしながら個々のペースで最後までやり遂げることをねらいにして活動を行いました。

今後は感触遊びも兼ねた製作やクラスを越えた大きな製作などにも取り組んでいきたいと思っています。

今回は、各クラス年齢に応じた好きな製作、やってみたい製作を紹介させていただきました。また新年度が始まってまだ2ヶ月ですが、できることがますます得意になったり苦手だったことができるようになっていたりと変化が見られます。

ご紹介する機会があった際には5月から子どもたちがどう成長したかをお伝えできればと思います。

文：池上どろんこ保育園職員

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