駒沢どろんこ保育園「駒沢どろんこ保育園の環境構成~1歳児の保育室~」

2022.03.02

#保育園

どろんこ会グループではセンス・オブ・ワンダーを基に大いに自然に関わりながら意欲を持って発見、感動、体験すること。第一に自然であるということを大前提としています。

センス・オブ・ワンダーが基本となる中で、

  • 子どもがその環境で満足しているか
  • 五感を刺激する環境、粗大な動きを保障できているか
  • 連続、継続してかかわることのできる環境であるか
  • 整備は保育者。保育者がさまざまな物事に興味を持ち、面白さを感じられる感性を磨き続ける努力ができているか
  • 子どもたちに必要な「制限をしない工夫」が行われているか

など、様々な工夫を重要として環境を構成しています。

駒沢どろんこ保育園の子どもたちは、ダイナミックに体を動かしたり、電車、ままごとを黙々と取り組んだり、絵本を保育者に読んでもらったりと、思い思いに動き、好きな場所で安心して過ごしています。

今回は駒沢どろんこ保育園の1歳児の室内を例にご紹介したいと思います。

駒沢どろんこ保育園の保育室

子どもたちの環境を考える際、初めに職員で今の子どもたちの姿や興味のあること、どんな姿に育ってほしいかの願いを込めた意見を出し合います。

話し合いの中で、0~1歳児の部屋を大きなひとつの部屋として考え、「今子どもたちの中で流行っているままごと、電車をダイナミックに遊べる空間を作ったらいいのではないか」との案があり、実際にそれぞれの遊びに遊び込めるようにスペースを作ってみました。

電車のおもちゃで遊ぶ子どもたち

レイアウトを変えたことで、ままごと、電車の遊べる幅が広がり、長い時間集中して遊びこむようになりました。

またパズルなどの机上遊びが流行り出すなど、新しい発見もありました。

環境を変えたことで変化した子どもたちの新たな姿を見つめ、保育者がそれぞれの子どものエピソードをさらに拾い集め、その気づきから子どもの今の姿に合っているかを改めて考え、次の工夫につなげていく。そんな一連の流れの中で、日々試行錯誤を続けています。

保育者は各ゾーンの担当に分かれ、ひとつひとつのコーナーの「今の姿」にあったものを管理するようにしています。

遊びの環境だけではなく、毎日過ごす室内環境の温度、湿度、換気、採光、音なども常に適切な状態に保持すること、玩具、用具の衛生管理なども徹底して行っております。

絵本を読む子ども

子どもたちが意欲的にいきいきと過ごせる環境を保育者たちで日々試行錯誤しながら作って行きたいなと思います。

文:駒沢どろんこ保育園職員

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