駒沢どろんこ保育園 「オタマジャクシとカエルと子どもたち」

2024.05.29

#保育園

 駒沢どろんこ保育園から歩いて20分ほどで行くことができる、ねこじゃらし公園には、ゴールデンウィーク前になるとカエルが卵をたくさん産む場所があります。

毎年のことなので、子どもたちもこの季節になると水辺をのぞきに行くようになっています。

水辺をのぞく子どもたち

 カエルのお母さんには申し訳ないのですが、水辺のオタマジャクシを紙コップで少しすくわせてもらい、保育園に持ち帰って成長を観察することにしました。オタマジャクシは逃げるのも早く、すくうのが難しいそうです。難しいと感じた子どもは、保育者が一生懸命すくっているのを側で観察していました。写真は真剣にすくう保育者と子どもたちです。

保育園に持ち帰ったオタマジャクシを観察する子どもたち

数匹すくって、園に持ち帰り、子どもたちとオタマジャクシがカエルになるための環境づくりを調べ、家を作りました。今年は連れ帰ったオタマジャクシ全員が見事カエルになりました。毎日、子どもたちと一緒に観察する保育者や友達とのやり取りも、見ていてとてもかわいらしかったです。

オタマジャクシの飼い方をまとめた掲示物

ゴールデンウィーク中も生き延び、全てのオタマジャクシがカエルになったので、子どもたちと相談して元の川辺のあたりにカエルを返すことにしました。3匹だけ残ってもらい、観察も継続中です。

オタマジャクシから成長したカエル

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の一つに、「自然とのかかわり、生命の尊重」があります。

大人が「自然保護は大事なことですよ」と伝えるだけではその気持ちは育たないそうです。手で触れ、目で見て、友達と一緒に豊かな経験をする中で初めて「この命を大切にすべきだ」と学んでいくそうです。

そのような姿につながっていくことを願い、日々の戸外活動をより豊かにしていきたいです。

文:駒沢どろんこ保育園スタッフ

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