中目黒どろんこ保育園「食の循環への取り組み」

2022.08.22

#保育園

今年度の中目黒どろんこ保育園では、子どもが自らの体験を通して食材や食の循環・環境への意識を身につける活動の実行として、「食の循環」をテーマにさまざまな取り組みを行っています。

昨年度から取り組んでいた段ボールコンポストは二年目を迎え、子どもたちの生活の中にも定着してきました。コンポストに入れる野菜くずは、五歳児こめ組の子どもたちが包丁の練習を兼ねて細かく刻んでいます。

練習始めのころは緊張した手つきでしたが、回数を重ねるごとにどんどん上達し、包丁の扱いも上手くなってきました。

土を眺める子どもたち
土の感触を楽しむ子ども

刻んだ野菜くずをコンポストに入れることもすっかり定着し、秋頃にたい肥が完成することを心待ちにしています。

完成したたい肥は、子どもたちが通っている畑で秋~冬にかけて種をまく際に活用する予定です。

野菜くずを細かく刻む子どもたち
畑仕事をする子ども

現在の夏の畑の様子はというと、春に植えた里芋とさつまいもが大きく芽を出し、緑の葉が茂りました。昨年度に作成したコンポストのたい肥を活用したおかげか、立派な野菜に育ちはじめています。

子どもたちは定期的に畑に通い、水を撒いたり雑草を抜いたりと、畑仕事を丁寧に行いながら収穫を楽しみにしています。

野菜くずをコンポストに入れることでたい肥になり、それが土の栄養になって自分たちが食べる野菜ができ、それがまた野菜くずになる……。日々の生活を通して、大人が言葉にしなくとも経験として子どもたちは食の循環を感じています。

これからも、さまざまな体験を通して「食の循環」に取り組んでいきたいと思います。

文:中目黒どろんこ保育園職員

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