中目黒どろんこ保育園「梅仕事」

中目黒どろんこ保育園では、毎年夏になると子どもたちが楽しみにしている梅ジュース作りをしました。

青梅を出すと興味津々に指で触れる様子や「どんな匂いがする？」と子どもたちに尋ねると「いい匂いがするよ」と顔を近づけて匂いを嗅いで楽しんでいます。

砂糖と梅を交互に瓶に詰めるのですが、順番が来るまで今か今かと待つ子どもたちの様子や保育者の顔を見ながら緊張した表情で梅を選んでいます。自分の役目を終えた子どもは次の遊びに行く子どもや終わるまでじっと見つめる子どもたちなど様々でした。

幼児組になると、絵本を見て作り方を勉強してから挑みました。まずは竹串を持って、梅のヘタ取りを集中して行っていました。へたを取った梅を瓶に詰めていくと、だんだんと貯まっていく様子を見て嬉しそうな表情を見せる姿や覗き込んで数を数える姿もあり、とても楽しんでいました。

グループごとにへたを取った梅を瓶に詰めていくと、「触りたい」や「やりたい」と順番を譲り合いながら仕事をする姿がありました。友だち同士は話し合いながら「梅はまだじゃない？」と瓶の入り口を手で覆う様子や「次は砂糖を入れよう」と試行錯誤をしながら頑張っていました。

瓶に入れ終わると、砂糖が全体に馴染むように毎日愛情を込めて保育者と一緒に転がしています。

毎年プール後に飲む梅ジュースは絶品です。今年の梅ジュースはどんな味になるのでしょうか。子どもたちがどんな表情で飲むのかとても楽しみです。

文：中目黒どろんこ保育園スタッフ

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