中里どろんこ保育園「オリジナル夏野菜カレー作り」 

2022.08.26

#保育園

中里どろんこ保育園の子どもたちが、畑で育てた野菜を使って「夏野菜カレー作り」を行いました。

園児は前日にカレーに入れる材料の説明を受けました。箱の中に隠れている野菜を手で触って当てたり、目を閉じてカレー粉の匂いをかいだり等、楽しみながら知ることで、夏野菜カレー作りへの気持ちがより高まっていました。

野菜をあてるゲーム

発達に合わせ、役割分担をしました。

0歳児クラスはトマトをファスナー付きプラスチックバッグに入れて、潰す体験をしました。初めは大きなトマトを目の前に戸惑う様子がみられましたが、保育者が潰す見本を見せると、グーの手で叩いたり両手で潰したりと思い思いに楽しんでいました。程よく潰れたトマトの感触が新鮮だったようで、笑顔がみられました。

1歳児クラスは玉ねぎの皮むきを担当しました。親指と人差し指を使い、皮を摘まむことに苦戦しながらも、集中して剥く姿がありました。うまくできない時にはそばにいる保育者に助けを求めたり、周りの友だちの様子を見たりしながら最後まで取り組んでいました。

玉ねぎの皮をむく1歳児

2歳児クラスは野菜洗いを担当しました。

保育者から野菜を受け取り、水道で水洗いをしました。野菜の中にズッキーニがあり、手に取り「きゅうり!」と言っていました。そばにいた保育者や幼児の子に「それはズッキーニって言うんだよ」と教えてもらい、野菜の名前を新たに覚えていました。

3・4歳児クラスは前日の帰りの会で話し合い、畑に野菜を採りに行く人・米を洗う人・野菜を洗う人に分かれました。

野菜を採りに畑に行くと、用務員や保育者からハサミの使い方を教えてもらい、真剣な表情で収穫する姿がありました。米を洗う子どもたちは、猫の手の形でザルの中のお米を丁寧に研いでいました。「お米を洗うと水が牛乳みたいな色になったよ!」と気づいたことを話してくれました。また、野菜を洗った子どもたちは、じゃがいもの土を丁寧に洗っていました。

5歳児クラスは包丁を使って《にんじん》《じゃがいも》《たまねぎ》《なす》《ズッキーニ》《オクラ》の6種類の野菜を切りました。始める前に調理員から包丁の使い方や約束事を教えてもらいました。食材によって固さが違ったり、包丁が滑りやすかったりするなど、実際に経験したことで知ることが出来ました。 給食の時間では、自分たちで切ったこともあり、普段よりも野菜をたくさんお皿に盛る姿がありました。食べている最中も「美味しい!」「先生もさ、俺たちが作ったカレー食べなよ」ととても嬉しそうな表情を浮かべていました。

野菜を切る5歳児たち

園全体で食育に関わることで、食べ物の大切さや作ることの大変さを感じると共に、できた時や食べた時の喜びを共有することができたので、今後もこのような活動を取り入れていきたいと思っています。

文:中里どろんこ保育園 職員

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