中里どろんこ保育園「川遊び~体験を経験に変える~『生きる力』」

2022.09.21

#保育園

中里どろんこ保育園の今年で2年目となる川遊びは、更なる盛り上がりを見せています。

川遊びをするにあたって、昨年度の川遊びでの経験を子どもたちと振り返り、楽しさだけでなく危険なことも再確認して理解を深めました。

子どもたちは記憶を辿りながら『石につまずきそうだった』や『流れが速い』等、体験したからこそ語れる、まさに体験を経験へと変える姿が見られました。

手作りの船に乗る子どもたち

川遊びへの期待が膨らむ中で、子どもたちから船を作りたいという声が上がりました。船とはどういうものか、水に浮く物は何か、身近な物で作るには何が必要かと考え、地道に集めたペットボトルや牛乳パックを使用しました。

作り上げた船は見事に子どもたちを乗せて浮かび上がりました。船の上に乗る子どもたちからは、成功した嬉しさとバランスをとろうとする真剣さが混じったような、新たな学びを体験している時の表情が溢れでていました。

ライフジャケットの使い方を教わる子どもたち

水深が浅い場所を数回ほど体験した後は、ライフジャケットを着用してより深い場所にもチャレンジします。

チャレンジの前日にライフジャケットや体の使い方を説明しました。一人ひとりが正しい浮き方の姿勢を学び、楽しい気持ちだけではなく、危険へ対する意識も高めました。

実際にライフジャケットを使って浮いてみる子ども

ライフジャケットを着用した回では、初めは浮くことを怖がっていた子どもたちですが、前日に行った浮き方の姿勢を思い出しながら徐々に感覚を掴み、自ら浮かび上がり浮遊感を楽しみながら正しい浮き方を身に付けていました。

川遊びを通して、ただ「楽しかった」で終わるのではなく、どうだったのか振り返りをすることや次に行う年下児に伝えていくことで、体験を経験に変え「生きる力」の引き出しを増やしていってほしいと思っています。

中里どろんこ保育園に干されたライフジャケット

文:中里どろんこ保育園職員

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