中里どろんこ保育園「生活発表会~ありのままの自分で輝け~」

2023.03.24

#保育園

生活発表会を開催しました。中里どろんこ保育園の今年のテーマは「ありのままの自分で輝け」。

練習したものを発表するのではなく、日々の生活の中で感じられる子どもたち一人ひとりの成長を、見て、感じていただきたいという思いで当日を迎えました。

あわ組(0歳児クラス)ひえ組(1歳児クラス)は、朝の会やリズム体操、散歩や戸外活動(グラウンド、園庭、縁側など)、食事の様子を動画におさめて上映会を行いました。保育者と信頼関係を築き、安心して生活していることや好奇心旺盛に遊び、意欲的に食べていること、自我が芽生え始めていることなど、子どもたち一人ひとりの成長を保護者の方と共有し、喜び合うことができました。

あずき組(2歳児)は、手遊び歌やリズム体操が好きで保育者の真似をして歌を歌ったり、体を動かしたりする姿や指先を器用に使えるようになってくる時期であることを活かし、製作で鈴とカスタネットを作り、それを使って『しあわせなら”おと”ならそう』を演奏しました。保護者と離れて発表する不安や緊張感を体験し、また一つ心の成長に繋がっています。

だいず組(3歳児)は、「言葉」の面白さに気づき、生活の中でしりとりや言葉集めなどの言葉遊びを楽しみ、『ようかいしりとり』が盛り上がっていました。散歩中に歌ったり、室内で遊びながら歌ったりする姿がありました。また「どんな妖怪なのかな?」と疑問を抱き、それを想像する楽しみも感じているようでした。

むぎ組(4歳児)は、「どんな色が好き?」を題材に、自分の好きな色の物を探し、それを絵に描いてペープサートを作りました。得意な子が苦手な子を手伝う姿や、自分でなんとか完成させようと挑戦する姿もあり、個々に完成した時の達成感や喜びを感じていました。緊張感の中でも、自信をもって歌を歌い、ペープサートを披露していました。

こめ組(5歳児)は、『ありがとうの花』を手話と歌で表現しました。同時に指文字も覚え、自己紹介を指文字で行いました。発表会が近づくにつれて「緊張する。ドキドキする」と口々に言っていましたが、当日は堂々と立派に発表することができ、発表後には誇らしげな表情を見せていました。

当日こそクラス発表ではありましたが、普段の生活では自分の興味ある歌を歌ったり、演奏したり、手話を真似してみたりと、クラス関係なく「表現すること」を楽しんでいます。

調理コーナーでは、毎月の食育体験の様子や、手掴み食べの大切さ、畑活動などを伝え、実際に子どもたちが使っている食器の紹介も行いました。

調理コーナーの展示

展示コーナーでは、今年初めて「異年齢展示」を試みました。クラスごとに製作活動するのではなく、一人ひとりやってみたい製作に主体的に取り組める環境を作り、自分の得意なことを伸ばせる活動を行ってきました。また、行事や季節を大切にする心を養うこともねらいとし、春にはヤギの出産、夏にはひまわり、秋~冬には自然物を使った木のオブジェやリース作りを楽しみました。他には読み聞かせの絵本や世界芸術、日本の伝統を取り入れた製作も行い、子どもたちは目を輝かせて取り組んでいました。各作品、子どもたちの感性豊かな表現力が発揮された素晴らしいものとなり、保護者の方々もお子様と会話を楽しみながら鑑賞してくださいました。

異年齢展示その1
異年齢展示その2
自然物を使ったオブジェ

周りの友だちや年上児、年下児などと互いに刺激し合う中で、自分をありのままに表現できる場を大切にしていきたいと思います。

文:中里どろんこ保育園 職員

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