中里どろんこ保育園「命をいただく『マグロの解体ショー』」

2023.06.23

#保育園

どろんこ会では、鶏やマグロ等をさばくという普段見慣れない機会を設け、子どもたちに直面してもらいます。なぜ、生々しい場面をみせるのか。それは、私たち人間は様々な命をいただいて生きているからです。子どもたちは実際に見て、触って、感じることで命の重さや尊さ、食材への感謝について考えることができます。今回は、他園や保護者様にもご参加者いただき、開催いたしました。

まぐろを披露する施設長

まず初めに、マグロの動画を視聴しました。マグロの一本釣りや水中を泳いでいる姿などを観て、マグロについての関心を高めました。自分たちがいただいている食材がどこから来たのか、どのような生命なのかを知ることは大切な命の授業です。また、「食の循」 について学べる機会となります。子どもたちは、「でかい!」や「すごい!」と好奇心を膨らませていました。

いざ解体が始まり、大きなマグロがさばかれていくと、子どもたちの開いた口は閉じることなく、五枚おろしにされるマグロに夢中になっていました。解体後は、「命をいただくということ」の話を聞いて子どもたちは食の循環への学びを深めることができました。

マグロを触る子どもたち

解体ショーが終わった後は、たった今体験したことを絵で表現することで「すごかった」だけでは終わらせず、自分たちの経験値として残していました。

解体ショーを絵で表現

楽しみにしていた給食では、マグロを塩焼きにして皆で食べました。子どもたちは「美味しい!」や「おかわり!」とマグロに感謝の気持ちをもちながら食べることができました。海からマグロがやってきて自分たちの栄養になるまでの一連の流れを目の当たりにして体感することで、より一層命への関心を高めると共に食の循環への理解も深まると感じます。 「命をいただく」とは、自分たちが生きるということ。「生きる」とは、様々な命をいただいているということ。様々なものがつながり合って生きているということを、感じ取れる人に育ってほしいと私たちは願っています。

中里どろんこ保育園 職員

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