中里どろんこ保育園「自然を通して深まる地域との絆」

2023.07.28

#保育園

どろんこ会の子育て目標の一つに「人対人コミュニケーション」があります。中里どろんこ保育園では、園内だけでなく地域の方との交流も大切にしています。

清瀬市の自然保護活動を行っている「自然を守る会」の方々と交流をさせていただいています。年度末に近くの畑に行き、一緒にじゃがいもの種芋を植えました。種芋に灰をつけて植えることを説明してくださり(種芋:じゃがいもを切って植え付ける方法は強い芽だけが残り、丈夫な茎がよく伸びると言われているそうです)、子どもたちが畑に興味がもてるように、野菜の葉や花の紹介、どう調理をして食べたらおいしいか等を教えていただきました。 子どもたちも畑の中を歩き、様々な葉や花を見ながら「保育園でも植えたよ」「みたことある!」と知っている野菜を言葉にし、興味を示していました。

畑に並んだ子どもたち

6月には収穫の時期になり、じゃがいも堀りをしてきました。収穫をする前には地域の方が、じゃがいもの花や葉を絵に描いてクイズを用意してくださっていました。

地域の方の話を聞く子どもたち
収穫を楽しむ子どもたち

畑に行き、土を掘ると次々にじゃがいもが出てきて「あった!」「まだ下の方にもある!」と夢中で掘り続けていました。収穫したじゃがいもを袋に入れ自分で持ち、園まで持ち帰りました。「重い」と言いつつも、自分で収穫した嬉しさから「あと少しだからがんばる」「お母さんにみせるんだ!」と頑張って抱えて歩いていました。

他にも近隣の公園へ行き、秋に向けてコスモスの種まきを手伝わせていただきました。1人1本ペットボトルのじょうろを持って行き、種をまいた後は水やりもしました。小さい種でしたが教えていただいた通りに、少しずつまくことを真剣に行っていました。

畑に水やり

数日経ち、公園に行くと「すごい、もう芽がでた!」と自分たちが行ったことの成果が目に見えてわかることで喜ぶ姿が見られました。園内だけでは経験できないことを体験し、様々な人からの話を聞くことで子どもも保育者も学びになっています。このような機会から一つでも多く、興味をもってほしいと思っています。  

                     

文:中里どろんこ保育園 職員

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