中里どろんこ保育園「食育体験:柿ジャム作り」

2024.10.25

#保育園

柿の木

厳しい残暑も落ち着き、今年度も甘くて美味しい「柿ジャム」を作ることになりました。

朝の会で、子どもたちに柿ジャム作りの工程を伝えます。そのなかで、子どもたちからは「もう柿が食べられるの?」「まだ赤くなってないよ」という声があがっていました。

5歳児の子どもたちが一人一個ずつ柿を収穫するために、普段は下から見ている柿の木の上を覗き込みました。「実際に見ると赤い色なんだね」などと色づきの変化に気がついた感想が聞こえてきました。

保育者が、ガスコンロ・鍋・ヘラなどの調理器具を準備し始めましたが、子どもたちはあまり集まってきませんでした。

保育者が黙々と柿を切っていることに気がついた一人の子の、「朝の会で話が合った柿ジャム作るんだ」といった一声で他の子どもたちも気がつき、次第にテーブルの周りには真剣な表情の子どもたちでいっぱいになっていました。

柿を収穫する子どもたちの様子

柿・レモン汁・砂糖を弱火で煮詰め、やけどに注意しながらヘラで混ぜていきました。「焦がさないように混ぜなきゃ」「だんだん、混ぜるのが大変」と子どもたちからの声が聞こえてきましたが、楽しんで取り組んでいました。

また、保育者が「どんな匂いする?」と言葉かけをすると「甘くていい匂いがする」と返ってきました。

子どもたちも柿ジャムが出来上がる度に「早くおやつにならないかな」「どんな味がするんだろう」と友だち同士で会話をしながらワクワクする姿がありました。

柿ジャムを作製する様子

出来上がった柿ジャムをおやつで楽しみました。

生で食べる柿とは違い、「あれ、なんか食感が違う」や「柿は苦手だけどジャムにするとおいしいね」など、たくさんのおいしいと感じた言葉が集まりました。また、その日に出たパンケーキと合わせて食べられたということもあり、普段食べているおやつよりも特別感を抱いている様子でした。

出来上がった柿ジャムをおやつで楽しむ様子

今回の柿ジャム作りを通して、全員で食育を楽しむ体験となりました。

まだまだ、柿は収穫できるので、今後も加工することでの味の変化を楽しんでいきたいです。

文:中里どろんこ保育園スタッフ

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