中里どろんこ保育園「食育体験 うどん作り」

2025.02.28

#保育園

うどん作りの様子

日本伝統食の「うどん作り」を行いました。

前日は、数名で近隣のスーパーに材料の小麦粉2kgを買いに行くことで、次の日への「うどん作り」に期待を高めました。

うどん作りの様子

子どもたちには、前日の帰りの会で「うどん作り」がある事や作り方などを伝えていた事もあり、当日は保育者からの説明の際にも「お塩いれるんでしょ」などと話をしていました。

エプロンを着けて、気持ちも身支度も準備万端です。

年齢別に作業を振り分け、0~2歳児は、練り上げた生地を足で踏みコシを出す作業、3歳児は、材料の水と塩を計り粉に混ぜる作業、4歳児・5歳児は粉を練ったり伸ばしたり切ったりする工程を行いました。

しかし、何にでも関心をもつ子どもたちは、他の工程にも興味を示し様々な作業に参加していました。水分を含んだ生地を保育者がまとめ、少しずつ子どもたちに分けると、それぞれが握ったり丸めたりし始めました。1人の子が「みて!おにぎり」と丸めた生地を保育者に見せると、他の子も「わたしはわワニ」「カメ!」「何に見える?」とまるで粘土遊びのようになりました。子どもたちが想像力豊かに楽しみながらこねることで、コシ作りに良い影響を与えると感じました。

うどん作りの様子

0~2歳児の生地踏みは、生地の感触の戸惑いを見せながらも「いいの?」「やわらかい」と感じたことを言葉に表しながら、楽しそうに踏む姿が見られました。

作ったうどんを食べている子どもの様子

今回の生地作りでは、水の入れすぎでベタベタしたり、足踏みをしないうちに切ろうとしたり、生地が伸びずに「手で伸ばしたほうが早いんじゃない?」と子どもたちからの提案があったりと、たくさんの試行錯誤を重ね、給食の先生が作った「さつま汁」に入れて美味しくいただく事ができました。

夕方、2歳児がグラウンドのままごとコーナーで「今日はうどんをつくります」と、土をこねて遊んでいました。

食育体験を通して、普段食べているうどんが出来るまでの工程を知り、ままごと遊びに展開するほど心に沁みた事を保育者もうれしく思います。

文:中里どろんこ保育園スタッフ

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