メリー★ポピンズ 東武練馬「自然との関わり・生命尊重」

メリー★ポピンズ 東武練馬ルームでは保育所保育指針に示されている幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿について保育に深く落とし込むため、日々話し合いを進めています。

今月は「思考力の芽生え」について紹介していきます。

保育所保育指針

保育所保育指針とは、保育所の保育内容や保育に関する考え方を定めたものであり1965年(昭和40年)に厚生労働省によって制定され、1990年、1999年、2008年の改定を経ています。直近では2017年度に厚生労働省より改定が告示され、2018年4月1日から施行されています。

幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿

幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿とは、子どもが育ってほしい「方向性」を示したものです。そのため、「こういうことができるようになる」といった達成が求められる課題ではありません。そのため「目標」ではなく「姿」という言葉が使われています。保育の現場では、日々の保育の積み重ねが「10の姿」につながる意識をもつことを大切にしています。

キ 自然との関わり・生命尊重

自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探求心をもって考え言葉などで表現しながら、身近な事象への関心が高まるとともに、自然への愛情や畏敬の念をもつようになる。また、身近な動植物に心を動かされる中で、生命の不思議さや尊さに気付き、身近な動植物への接し方を考え、命あるものとしていたわり、大切にする気持ちをもって関わるようになる。

子どもにとっての最高の遊び道具は自然界にある火、水、木、土だと言われています。

自然と遊び、自然の中で過ごすことにとって養われる感性や想像力が人や自然、命に対する「優しさ」や「思いやり」を育みます。これは大人が教えるということよりも自然に親しみ身を置くことによって育まれます。

保育者は目、耳、味、匂い、肌感覚といった五感の全てを使って、楽しく遊びながら自然に親しみ、自然を愛する心を育てられるように、空間や活動を組み立てることが重要です。

泥遊びをする子どもたち

誰かが楽しそうだと、みんなやりたくなる。友だちと一緒に自然を感じられる瞬間です。

里芋の葉っぱで遊ぶ子どもたち

里芋の葉っぱについている水滴に興味津々。誰かが見つけた不思議に自然と仲間が集まります。

文:メリー★ポピンズ 東武練馬ルーム職員

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