メリー★ポピンズ 東武練馬「自分で生み出す色づくり」

皆さんは色の三原色を知っていますか？シアン、マゼンタ、イエローの3つの色を混ぜると、基本的に全ての色を作ることが出来ます。これに基づき、2歳児クラスでは赤、青、黄、白の4色の絵の具を使って、今まで色の変化や混ざり合いを楽しんできました。

最初は4色の中から色を選んでいた子どもたちも活動の中で色の混ざり合いから様々な色が出来ることに気づき、｢赤と白でピンクになった！｣｢青と赤は紫だ！｣と色の方程式を見つけ、自分の気づきを伝える姿も見られるようになりました。

そんな絵の具を使った色遊びを繰り返した2歳児クラスで、先日保育室のクリスマスツリーに飾る星を絵の具でぬりました。

それぞれが自分で色を選び、保育者と一緒に使う量を決め、筆を使って混ぜながら自分の好きな色を作りました。

黙々と取り組む子、周りの友だちに刺激され色を変える子など様々な姿がありました。同じ組み合わせで色を混ぜても、一人ひとりによって全く違う色が出来、個性が光る星が完成しました。

このような表現遊びでは、｢きれい｣｢上手下手｣など大人のものさしで計らずに、それぞれが作る色や作品をその子の｢表現の個性｣と捉え関わっています。それが、子どもたちの自己肯定感の土台となり、豊かな表現力に繋がります。

今後も一人ひとりの｢らしさ｣を大切にしながら楽しいと感じられる表現遊びをしていきたいと思います。

文：メリー★ポピンズ 東武練馬ルームスタッフ

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