メリー★ポピンズ 東武練馬「初詣」
2024.02.14
#保育園
「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。」
私たちが自然と受け入れ交わしているお馴染みの新年の挨拶ですが、子どもたちにとってはどうでしょうか。
新しい年とは何か?どのように祝うのか?日本の伝統的な行事を体験するために、1月の遠足は初詣に決まりました。
0、1歳児は天祖神社へ行きました。
日本の伝統的な建造物である神社を目の前にすると、特有の雰囲気を感じていました。
奉納箱や御堂の中を覗いてみたり、神社の周りを探索してみたり、日頃訪れることの少ない場所に興味の尽きない子どもたちでした。狛犬を見つけると「わんわん!」と発見を喜ぶ姿もありましたよ。
2歳児は浅間神社へ行きました。
「どのように参拝するのか?」保育者の話を聞き「二礼二拍手一礼」を見様見真似で行っていました。本坪鈴に触れると鈴の音に驚き目が釘付けになる子どもたちでした。
神社の雰囲気を感じ取り、落ち着いて自分の参拝の順番を待ちました。御堂の前で子ども同士の会話が始まりそうになると、お互いに「静かにするんだよ」と伝え合う姿がありました。社会的な場での約束事を理解し、守ろうとしています。
「何で神様にお祈りするのかな?」と子どもたちに聞いてみると「そういう日だから」との返事が返ってきました。目に見えないものを理解することは難しいですが、少しずつ伝え、新しい世代に文化を受け継いでいきたいです。
3、4、5歳児は乗蓮寺へ行きました。
片道2.1km程の距離を歩ききり、乗蓮寺内の見学をしました。
願い事を自分で考え、神様にしっかりと伝わるよう「二礼二拍手一礼」の方法を事前に確認し、一人ひとり真剣な面持ちで参拝しました。
閻魔大王の像を見学し、どのような人物なのか保育者の説明に真剣に耳を傾けたり、常香炉で煙を浴びて一年間の健康を祈ったり、様々な文化に触れ、体験することを楽しみました。
中でも、子どもたちが真剣に見学したのは東京大仏です。大きさに驚きながらもとある発見をしたようです。
「東京大仏、座禅してるよ。でもちょっと違うね」日頃から子どもたちが行っている座禅ですが、東京大仏の座禅は少し違っていたようです。
新たな発見をした子どもたち、次の日から「東京大仏と同じ座禅をしよう」と手の位置や背筋を意識し、自ら座禅の姿勢を正そうとする姿がありました。
日本の様々な伝統行事や文化に触れ、探索を楽しみ、見様見真似で体験し、知り得たことを自らの生活に取り入れ、学びに繋げている子どもたちです。日本の伝統行事や文化に触れられるような環境を用意し、正しい知識を私たち大人が伝えることで、日本の文化を子どもたちに伝えていきたいです。
文:メリー★ポピンズ 東武練馬ルームスタッフ
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