みんなで作った阿佐ヶ谷ルームの大きなめだか

発達支援つむぎ阿佐ヶ谷ルームの2019年7月の体験学習は、阿佐ヶ谷七夕祭りで商店街に飾る「はりぼて飾り」作りと七夕をイメージしたゼリー作りを行いました。

阿佐ヶ谷七夕祭りは、阿佐ヶ谷駅周辺で行われる伝統的なお祭りです。暑い盛りの8月にも商店街に大勢の人を呼びたいとの思いで、1954年から続いているイベントだそうで、現在では5日間でのべ85万人以上の人でにぎわうお祭りとなっています。お祭りのメイン会場となっている阿佐ヶ谷パールセンター商店街には、手作りはりぼてが飾られ、竹飾りやくす玉飾りと一緒に商店街を彩っています。そんな地域に根付いた伝統あるお祭りに、みんなで1つの作品を完成させることへの達成感を味わうことをねらいにし、阿佐ヶ谷ルームも参加させていただきました。

ゼリー作りをする子ども

まずは七夕ゼリーをつくります。青い液と透明な液を混ぜて…これがゼリーになるのかな?お手本どおり上手に混ぜることができました。みんな真剣な表情です。

はりぼてに色を塗る子どもたち

ゼリーを固めている間にハリボテ作りをしました。阿佐ヶ谷ルームのはりぼて飾りは、ルームにいるめだかをイメージしてつくりました。大きなめだかの登場に「わー!」と大きな歓声があがります。絵の具を刷毛にとって、塗り残しのないように塗ります。

看板をつくる子どもたち

はりぼて飾りと一緒に飾る看板も作りました。絵の具やクレヨン、シール、星型の折り紙等、たくさんある材料の中から好きなものを選択して作ります。 年長さんが2歳児さんに塗る場所を譲ってあげたり、2歳児さんが年長さんの真似をして字の中を塗りつぶしたり…異年齢の交流もたくさんできました。

完成したゼリーを食べる子ども

最後はみんなで作った七夕飾りの下で作ったゼリーを食べました。「おいしい!」という声がたくさん聞こえました。

完成しためだかのはりぼて

はりぼて飾りが完成しました!

今回の体験学習を通して、みんなで1つの大きな作品を完成させることへの達成感を味わうことができました。また、ハリボテを丁寧に塗る意識やゼリーをこぼさないようにそっと注ぐなど、自分の行動を調整して取り組める子どもが多くみられました。ゼリーを食べる時には「美味しい」という声が多く聞こえました。偏食のある子が挑戦する姿もあり、食への広がりも見られました。

文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルーム職員

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