発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷7月体験学習「七夕のハリボテをつくろう」

7月の発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームの体験学習は「七夕のハリボテをつくろう」でした。

阿佐ヶ谷のパールセンターでは毎年、「阿佐ヶ谷七夕まつり」を行っており、地域の方々がハリボテを制作して商店街に飾っていました。つむぎ阿佐ヶ谷ルームも、一昨年にハリボテを制作して参加しましたが、昨年と今年は新型コロナウイルスの影響で、「阿佐ヶ谷七夕まつり」は残念ながら中止となりました。つむぎ阿佐ヶ谷ルームとして、地域の行事・伝統を大切にしたいと考え、絵本の「スイミー」をモチーフに子ども一人ひとりが魚のハリボテを制作し、合体させて一つの大きなハリボテを作ることにしました。

ハリボテに色を塗る作業

真っ白な魚のハリボテを、好きな色を選択して色を付けていきます。掌全体でダイナミックに塗ってみたり、指先を使って細かい部分や尻尾を塗ったりしました。真剣な表情の子や、感触が苦手なので険しい表情になる子もいました。

ハリボテに色を塗る子ども

「赤と黄色を混ぜたい!」と言って色の変化を楽しみながら塗っている子もいました。

ハリボテの色付けの後は、吹き流しの制作をしました。スズランテープを細かく裂いて、のりで星をつけ、花紙でお花を作り、組み立てると完成です。「幼稚園でクラゲを作ったからやったことあるよ!」と、スズランテープをとても細かく裂いてくれる子や、糊の量を調整しながら星を並べて作ってくれる子もいました。

花紙で花を作る子ども

最後はスイミー釣りをしました。好きな色の魚やクラゲ、エビを釣り、両面テープを剥がして水族館を作ります。釣った魚全てを貼って賑やかな水族館を作る子や、一匹ずつ貼ってゆったりと泳げるように作る子もいました。

水族館づくり

そしていよいよ…皆が作ってくれたスイミーを合体させて阿佐ヶ谷ルームに飾りました!

完成したハリボテ

同じ絵の具で塗っていますが、少しずつ色が違って見え、表情も違うように感じます。吹き流しも同じものは一つとしてなく、どれも個性が輝いています。まさに今!つむぎ阿佐ヶ谷ルームのカフェは「七夕まつり」さながらなのです!参加してくれた子どもたちからは、「これが僕が作ったお魚さんだ!」と喜ぶ声や、「このハリボテを七夕まつりに出したいですね」といった保護者の方の声が聞かれました。

幼稚園の行事や地域の行事等が中止・縮小されることが多い昨今ですが、そのような時だからこそ地域と、子どもたちと、力を合わせて楽しんでいきたいと考えています。つむぎ阿佐ヶ谷ルームはこれからも様々な形で、地域・保護者・子どもと手を取り合い、笑顔の輪を広げていきたいと思います。ご参加、ご協力して下さった保護者の皆さま、子どもたち、本当にありがとうございました。

文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルーム職員

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