発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷「感触遊びを楽しもう!」

発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルーム8月の体験学習は、川遊びを予定していましたが、台風の影響で室内遊びへ変更となりました。

普段の活動でも行っている「感触遊び」ですが、今回は大きな桶の中でスライムを作る体験をしました。

スライム作りは、触覚と固有受容覚を存分に使う遊びです。皮膚から得た情報を処理する経験を重ねることで物を見なくても触れている物が何か分かるようになったり、物(他者)と自分の距離感を身に着けられたり、力加減の調節ができるようになったり、冷たさや硬さ、厚みなどの違いに気付くことができます。また、力を思い切り入れることは発散にも繋がります。作り方も簡単ですので、夏休みや冬休みなど自宅で過ごす時間が多い日にはぜひご家庭でも作って頂ければと思います。

スライムを作る子どもたち

スライム作りは水と洗濯糊、ホウ砂水(1:1:0.5の分量)で作ることができますが、今回はシェービングフォームと食用色素を混ぜました。

初めに水を入れる役、糊を入れる役、かき混ぜる役を決め、水と糊を入れていきました。軽く混ぜたら、食用色素とシェービングフォームを子どもたちに加えてもらい、更に混ぜていきます。最後にホウ砂水を入れ、全員で力を合わせて大きなスライムを作っていきました。

スライムを手に取る子ども

シェービングフォームを入れると、いつもと色が異なることに気づき「いちごミルクみたい!」と食べ物に例えて喜んでいる子もいました。

段々と固まってくるスライムにみんなは驚き、触ってみるといつもよりもふわふわとした感触に「やわらかーい!」と笑顔が溢れていました。

スライムを踏む子どもたち

大きな桶でのスライム作りを終えて、今度は一人一人自分の好きな色のスライムを作っていきました。

友だちと同じ色を選択してもシェービングフォームの量で色が少し異なることに気づき、それを面白いと考えている子もいました。子どもたち同士が関わり「その色もいいね!」「僕のもいい色でしょ!」と伝え合う姿が微笑ましかったです。

スライムをすくう子ども

最後は桶の中に足を突っ込み、ひんやりと感じたり、友だちのスライムを少し貰って自分のスライムと混ぜ合わせたり、キャラクターを作ってみたりと自分のしたいことを思い思いに行って過ごすことができました。

今年の感触遊びも楽しかったですが、できれば川遊びをまた企画したいです。

来年是非ご参加をお待ちしております。

文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームスタッフ

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