発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷「スヌーズレン」

発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームの12月体験学習は、山口県のボランティア団体「スヌーズレンを楽しむ会」にご協力いただき、「ブラックライトルーム」で遊びました。

スヌーズレンはオランダで始まり、「光」「映像」「音」「触覚」など様々な刺激の中から自分の好きな感覚を自分で選んで楽しむ活動です。スヌーズレンの中でもこの「ブラックライトルーム」は暗闇の中のブラックライトで照らされた空間で遊ぶことで集中力が高まり、五感が研ぎ澄まされるといわれています。

今回は暗闇の世界で五感を使い様々な気持ちを表現することや、その気持ちを友だちや大人と共有することをねらいに行いました。

スヌーズレンの様子

光る砂時計を手に取り、「見てみて!アイスクリームのトッピングみたーい!」と砂が積もっていくのをじっと見ている子どもの様子です。終わるともう一度返してまた上から砂が落ちる様子をじっくり見ていました。暗闇で光る砂は一粒一粒がよく見えます。いろいろなことを想像しながら砂が積もったり流れたりしていく様子をじっくり見る機会が持てるのもスヌーズレンならではの体験です。

スヌーズレンの様子
スヌーズレンの様子

こちらでは、友だちが光るレインボースプリングを階段からおろして遊んでいるのを見て、同じようにやってみたり、レインボースプリングの端を友だちに持ってもらってトンネルのように中にボールを通してみたりと光るレインボースプリング一つでいろいろな遊び方を試しています。

友だちが使っているおもちゃを「次、貸して!」と声をかけて順番を待つ姿も見られました。光るおもちゃで一緒に遊ぶ中で自然な子ども同士の関わりが生まれていました。

スヌーズレンの様子

部屋の中にはゆったりしたオルゴールの音楽が流れています。初めは元気いっぱいにおもちゃで遊んでいた子も一通り遊んだ後はボールプールに入りながら、回るコマの光をゆったりと見て楽しんでいました。元気に遊ぶこともできてゆったりリラックスもできるスヌーズレンのブラックルームは不思議ですね。

今回のブラックライトルームの体験を通して、暗闇と光の幻想的な空間の中で友だちと一緒に遊ぶ楽しさや、自分で遊びを選択し展開させるおもしろさを知り、子ども自己肯定感や満足感に繋がったのではないかと思います。つむぎ 阿佐ヶ谷ルームでは、これからも様々な活動を通し、子どもたちの五感を育む活動や子どもたちの「やってみたい!」を引き出せるような活動を行ってまいります。

文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームスタッフ

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